このところ、大平正芳総理の本に凝っています。今晩、「茜色の空」を読み終えました。辻井喬氏こと、セゾンの堤清二氏の著書は、一度読んでみたいと思っていました。
物心がついた時、総理をやっていたのが大平正芳氏でした。当時は、「あー、うー」としか言わない凡庸な総理という印象でしたが、選挙中に総理が急死したことは、小学生時の時の強烈な記憶として残っています。
政治家になって、大平総理の印象は一変しました。大平氏は、総合安全保障研究、田園都市構想など、9つの研究会を立ち上げました。大平氏の死後、取りまとめられたそれらのレポートは、今でも輝きを失っていません。大平総理が見せたポピュリズムになびかない静かな政治は、今の時代にこそ求められているのかも知れません。
議員になった直後、大勲位・中曽根康弘元総理から経験談を聞いたことがあります。人脈、政治理念、政策などは、総理になってから考えるのでは遅い。三角大福中は、それぞれ、政治的な立場は違えど、必要な備えをしていた政治家だったのでしょう。
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