野田内閣がスタートし、大臣に再任されました。菅政権の総辞職から若干の時間がありましたので、逆に、半年の疲労の蓄積を実感しました。一つの区切りとの思いもありましたが、政治を志した人間として難局から逃げることはできません。自らの気を振るい立たせて職責を全うする覚悟です。
環境大臣を兼務するため、これまで以上に役割は重くなりますが、環境省が主力となる除染や廃棄物処理、原子力安全庁の準備を考えると、私の役割はより明確になったと思います。
菅政権では、政権末期という状況下での入閣でしたので、短距離走を駆け抜けた二ヶ月でした。今後も、震災対応では迅速な対応を心がけますが、将来を展望し、何ごともにも腰を据えて対応していきたいと思います。
自民党時代から、5人の総理が一年ごとに交代してきました。野田政権への支持の高さは、そろそろ静かな政治を実現してくれという国民の気持ちを現れではないかと思います。
震災復興、原発事故、円高、そしてねじれ国会という状況を考えると、野田政権は必ず壁にぶち当たるでしょう。我々にできることは、愚直に仕事に徹し、国民に説明と説得を繰り返すことです。
再び、地元に戻れない日々が続きますが、きっと分かっていただけるはずだと信じて、全力を尽くします。