久々に、ハンマーで殴られたような衝撃を受けました。
がれきから生み出された「復活の薪」。
岩手県大槌町は、津波で町長が亡くなるなど、壊滅的な打撃を受けました。発生したがれきは、118年分。暖を取るために活用された薪は、その後、全国に販売され復興のシンボルとなりました。設立されたNPO法人吉里吉里国は森に入り、間伐材から「復活の薪」を創り続けています。
どん底から立ち上がった芳賀正彦さんの言葉は、一つ一つ、腹に響きました。
「私たちは、助けられるのではなく、助けることができる。吉里吉里に来て、一緒に汗を流しましょう」。がれきを処理してあげるという感覚では、何も動かない。16日に大槌町のがれきを試験焼却する島田市は、処理費を被災地に請求しないそうです。鎮魂の念とともにがれきを処理することで、被災地との絆を強める。そこから、何かが生まれてくるはずです。
「私は、死ぬまで山でがんばる。細野さんも、がんばっぺし!」
私も、吉里吉里に行かねばなりません。