細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

古紙も値上がり

2008-04-04 20:57:27 | 地元
今日は本会議を終えて、早々に地元に帰ってきました。

写真は、今日、訪問した地元の王子製紙富士工場の中の、古紙の山です。ものすごい量にも圧倒されましたが、新聞、雑誌、牛乳パックなど、種類別に整然と積み重なっている姿は、古紙というイメージからは程遠いものでした。

富士工場は、古紙100%をほぼ達成しています。ノウハウは相当蓄積されているはずなのですが、それでも、最近では古紙の回収に苦労しているそうです。価格が3倍に上がったというのですから、無理もありません。

価格高騰の原因は、中国の古紙需要の高まりです。中国国内では、紙の需要も高まっていますので、はるばる日本から持っていかずに、中国国内で古紙回収のシステムを整備してもらいたいものです。日中の官民協力で、何らか仕組みをつくれないものか、考えてみたいと思います。

製紙業界にとってもう一つ悩ましい問題が環境税です。このところ、洞爺湖サミットを前に、環境税の議論が静かな高まりを見せています。非常に悩ましい問題ではありますが、事業者のこれまでの努力を生かすかたちで、何らかの仕組みを考えるべき時期が来ているように思います。


話と飛んで国会です。本会議では連日、政府提出法案が成立しています。思いやり予算などの一部の例外を除き、民主党は賛成。

年間成立する150本程度の法案のうち、民主党が8割程度の法案に賛成しています。争いを好むマスコミの性か?民主党のPR不足か?この数字を紹介すると、多くの人がビックリします。


先日、ガソリン問題のエントリーで、大事なことを書き忘れていました。

一般にはほとんど知られていませんが、道路特定財源はすでに廃止され、一般財源化されています。福田総理が、衆議院の2/3を使って、道路整備財源特例法3条1項の延長についても再議決することになると、「21年度からの一般財源化」を自ら否定することになります。福田総理のやろうとしていることは、「道路特定財源の復活」に他なりません。

一般財源化を巡って自民党内が騒がしくなっていますが、皆さんに、この辺をしっかり考えてもらいたいものです。