昨年の11月にフランスのリヨンに行ったとき、リヨン商工会議所でおこなわれていた
シルクマーケット(le marche des soies) で購入したゴブラン織りの布地。 (←クリック)
一目見たときに、これは屏風にしようとおもい、
どのくらいの長さを買ったらいいのかわからなかったけれど、
130cm幅の生地を3m買って帰りました。
後で知ったのですが、生地を購入したお店はフランス王室御用達のお店だったそうです。
帰国してから知り合いの表具やさんに、布地の柄を生かして屏風に作ってくれるよう頼みました。
屏風という和風の調度品にフランスのゴブラン織りの生地がうまく納まるのか?
そういったものはいままで見たことがありませんでしたが、
とにかくこの生地でタペストリーでもなく、衝立でもなく、
屏風をつくりたい、と強くおもったのです。
少し横長の変形の屏風になるということでした。
さて、それが今日出来上がってきました。
どんな風に出来てきたか楽しみです。
表具やさんが馴れた手つきで品物を箱から出し、くるんである布の袋をはずします。
二つ折になった屏風を開く瞬間は、あっと息を呑むおもいです。
すごい!
真ん中の孔雀の柄がぴったりと決まって、とても綺麗!
布地は光によって玉虫色のように見え方が変わります。
高さ120cmで幅125cmの屏風を開くと、幅が3m近くにもなり、
とても大きく、重厚な感じです。
屏風は木と紙からつくられているのですが、その木の部分を担当した職人さんが
相談していたのより、いいものを作ってくれたとかで、
枠は堅木(かたき)で四隅は金具ではなく、木で組ませて(?)あります。
枠の色がちょっとすてきです。
フランスで織られた生地が日本の屏風になっても全然違和感がない。
とてもゴージャスだけど、オリエンタルな雰囲気がいい感じ。
予想以上の出来で、ちょっと感動です。
表具やさんに
「わざわざフランスから持ってきた甲斐がありましたね。」と言われてうれしかった。
こんなふうになるのですね・・・。
ひとつひとつが形になっていきますね。
ごぶさたしていてすみませんでした。
こちら、体調崩してばかりで情けないです(><。)速水さんの行動力、フットワークの良さをいつも尊敬しています。
堅曹さんは幸せな方ですね・・つくづく。
今回、屏風の出来に感動し、コメントを書かずにはいられませんでした。
話は別ですが、女三人組、東京で会えるのを楽しみにしてますね。
ご無沙汰しています。
コメントありがとうございます。
屏風がステキだって言ってもらえて、とってもうれしいです。
できあがるまで、どうなるか心配でしたが、これで私のリヨンでの買い物が形になって残ります。
良かった、良かった。
女三人組の東京再会、実現しましょう。