14日に横浜にきて、避難生活も9日目です。と言っても、避難というのもおこがましいようなただのホテル暮らしです。
もちろん水もお湯もでるし、全部ではないがレストランもやっている。数日前からこのホテルは計画停電から外されて電気も止まることはないという。併設されているショッピングモールには、食料品、衣類、靴屋、本屋、コンビニからユニクロ、100円ショップまで揃っていて、全く困ることはない。かえって自宅あたりより便利なくらいだ。 ただ節電のためこのショッピングモールはじめ、新横浜の駅のまわりの店すべてが18時閉店にしているのがまだ正常ではないと感じさせる。
昨日あたりはずっとなかったお米も入荷していたし、ガソリンスタンドに車が並ばずに給油していたのを見た時は驚いてしまった。大型電気店では携帯ラジオが入荷しましたとアナウンスしても誰も集まってこなかった。勿論懐中電灯も電池もたくさんおいてあった。 たった10日ほど前に慌ててあちこちで買いまわっていた自分の姿がなんだか幻のようにさえ感じられる。
ここにきて当初の混乱した気持ちから、ようやく自分自身も落ち着いてきたような気がする。
福島原発に少し収束の兆しが見えてきたからかもしれない。しかし、放射線の体内被曝の恐ろしさはじわじわとせまってきていると感じるし、その対策は考えなくてはならない。 まだしばらくここにいそうだ。
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