3.11未曾有の大地震に襲われ被害に遭われた方たちに、心よりお見舞い申し上げます。
私の自宅は茨城県南部です。地震直後から10時間停電となりました。余震と寒さでほとんど眠れぬ一夜を過ごしました。続いて原子力発電所の爆発に伴う放射線の見えない津波の恐怖にさらされ、右往左往しておりました。
その間名古屋で息子の結婚披露宴が行われ、一度自宅に戻りましたが、その足で横浜の娘の家に避難しました。 昨日やっと新横浜駅前のホテルに落ち着き、今コインランドリーで洗濯をしています。一体この数日でどのくらいの距離を移動したのか。
自宅の建物はほとんど被害がないものの、家の中はものが散乱したままです。あの重たいピアノが20cmも移動しています。 余震や停電はもっと大変な被害に遭われた方たちのことを思えば我慢するのはなんでもないことですが、放射能の恐怖だけは計り知れないものを私は感じます。
茨城は電車が止まれば陸の孤島となり、避難命令が出てからではガソリンもない今の状況では無理と判断して早めに逃げてきました。 この判断が正しかったのかどうかは、未だに迷う気持ちがないわけではありません。しかし、あとであそこまで大袈裟に逃げなくてもと笑い者になるなら幸いです。あの時逃げておけばよかったと後悔することだけはしたくなかったのです。
パソコンは持ってこなかったので携帯電話で送信します。