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堅曹さんを追いかけて

2002年(平成14年)9月から先祖調べをはじめた速水家の嫁は、高祖父速水堅曹(はやみけんそう)に恋をしてしまったのです

フランスの旅③ ユネスコ、ヴェルサイユ、シャンゼリゼ

2008-12-04 00:03:59 | 旅行記

旅行3日目に入ります。

11月25日です。


午前中にユネスコ本部とパリ日本文化会館を表敬訪問します。

ホテルを9:00にバスで出発。

富岡市長も同行です。

陽が出て、明るくなったパリ市内を走り、途中エッフェル塔のビューポイントで写真撮影。


      Cimg5833_2 美しい!朝の澄んだ空気が感じられます



10:00 ユネスコ本部に到着しました。


Cimg5852  ユネスコ本部


三角形の変わった建物です。世界遺産センターに案内されました。

職員からパワーポイントを使って、ユネスコと世界遺産についての

詳細なレクチャーを受けました。


最後に質問タイムがありましたので、僭越ながら

「現在登録数も増えてきたので審査はきびしくなってきているのでしょうか?」

と聞いてみました。

「たしかに、世界遺産のその後の保全がたいへんということもあり、

審査基準はきびしくなっているという流れはあります。」という答えをいただきました。



11:20また少しバスで移動して、「パリ日本文化会館」に到着。


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  パリ日本文化会館  和の製品も売っていました



館長の中川氏より挨拶があり、この会館の出来た経緯や活動状況の説明をうけました。

1982年に当時のミッテラン大統領が来日したときに提案があり、

計画から完成まで15年かかり、1997年5月に開館したそうです。

多くの日本文化がここからパリ市民に発信されています。

能、狂言、文楽をはじめ、オペラ、舞踏、琴の公演、

この9月には富岡製糸場について今井幹夫氏の講演もおこなわれたそうです。



市内で昼食を食べた後、午後は世界遺産の「ヴェルサイユ宮殿」にむかいます。

バスで凱旋門の横を通り、


Cimg5939  凱旋門


ブローニュの森を抜け、ロンシャン競馬場を左手に見ながら、

30分ほどで到着。



バスのなかからガイドさんの解説がはじまりました。


フランスの歴史を知らなければ単に建造物の壮大さと豪華さしか

印象に残らなかったかもしれない。


ルイ14世、ルイ15世、ルイ16世の3代の王様が住み、

ルイ16世の妃がマリー・アントワネット。

彼らがどうやってこの宮殿で過ごしたのか。


宮殿ができた頃は、ヨーロッパの公用語がフランス語だった時代で、

もっとも華やかな時代です。


彼らの生活を少しでも想像しながら見学できたのが、とても良かったです。


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     門から中に入って、はるか遠くに宮殿が・・


とてつもなく巨大で豪華。


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王室礼拝堂 


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    鏡の間


あらゆる色の大理石をふんだんに使っている。

こんなの見たことがない。

2時間ほど見学したでしょうか。

でもどこをどう通ったのか、今でもわからない。


たくさん部屋があって、そのどれもが素晴らしい装飾で、意匠が凝らされ、

解説を聞きながら、天井から壁紙、椅子やベット、掛けられている絵の説明にあわせて、

ぐるぐる首を回しながら、しっかり見て写真を撮って。

たいへんでした。


しかし、今回絶対に見ておいてください、とフランスに行く前からいわれていた、

リヨンで織られたシルクの壁紙と


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  シルクの壁紙


マリー・アントワネットの部屋のまるごとリヨンで作られたゴブラン織り。


Cimg6008 Cimg6011

  ゴブラン織りの調度類と壁紙


この2点だけはしっかりと目に焼き付けました。




夜はパリに戻って今回はムール貝の美味しいビストロ「Leon de Bruxelles」に行きました。


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   ムール貝のワイン蒸し 一人前がこのボリューム



食事の後、希望者はイルミネーションで飾られたシャンゼリゼ通りで降ろしてもらい、

パリの夜をブラブラ、楽しくウィンドーショッピング!


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   凱旋門前のシャンゼリゼ通り


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  ディスプレイは赤色のつかいかたがすごく素敵


クリスマス用の小さな家のお店がイルミネーションをつけて並んでいます。

行ってみると日本の縁日の屋台みたいでした。


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   ゴーフルやさん、牡蠣とワインの店、サンタさんと撮る写真やさん



寒いけれど、みんな目がキラッ!キラッ!していました。

つづく。


フランスの旅② モン・サン・ミッシェル

2008-12-03 01:53:34 | 旅行記

さて、パリに着いた翌日(11月24日)は早速に

世界遺産「モン・サン・ミッシェルとその湾」に行きました。

パリより370キロも離れています。

普通は1泊2日で小トリップとして行く距離ですが、

バスで日帰りもぎりぎり可能というので強行軍です。


そのため朝6:00モーニングコール、6:30朝食、7:30出発。

なんだか時差ぼけで5:00まえには目が覚めてしまい、あまり眠れていない。



パリの朝は真っ暗です。夜中のよう。


Cimg5660 朝8時前でこの暗さ


日が昇ってくるのは9時すぎです。

寒そうに暗い中を、通勤に向かう人々が歩いていました。

足早にベビーカーを押して歩いている女性も何人か見かけました。

出勤前に保育園に連れて行くのでしょうか。



そんなパリの街中を通り抜け、バスはノルマンディー高速道路にのり、

一路西へ、モン・サン・ミッシェルを目指します。


高速を走っている間に、だんだん夜が明けてきました。

でもなんだか日本で経験する強烈に明るい朝の太陽とは違う感じです。


Cimg5667    Cimg5664

          車窓からの風景


現地のガイドさんがず~とフランスのガイドをしてくれるので、

飽きることなくバスのドライブを楽しみました。

モン・サン・ミッシェルとは「ミッシェル大天使の山」という意味だそうです。

高さは160m、周囲は1km。

かのビクトル・ユーゴーは「海のピラミッド」といったそうです。



平原の畑のなかに忽然と石造りの重厚な城のような修道院が現れました。

バスの中では皆、歓声をあげ、カメラを向けます。


Cimg5675 バスの中からみえてきた修道院




と、だいぶ近づいたところで昼食です。

片道4時間かかりました。

でも前日の12時間に比べれば、バスはゆったり大型で、

一人で2つの椅子が使えるので楽々です。


お昼はこの地方で有名なオムレツでした。


Cimg5682   Cimg5684

  オムレツとシードル



泡立て器でふわふわにした卵を焼くのだそうです。

普通のオムレツとは全然ちがって、なんといっていいのやら、

一度食べればいいかな、という感じです。

飲み物は自由なので、やはりこの地方ならではのりんごのお酒「シードル」を頼みました。



さてさて、またバスにちょっと乗り、絶景のビューポイントで写真撮影。


     Cimg5697_3


美しいです。

凛としています。

灰色の石の質感が歴史を感じさせます。


いよいよ島の入り口から修道院の中へ入っていきます。

日本の門前町のようにおみやげ物やさんが並び、それを過ぎてからは

どんどん石の階段を上がっていきます。


Cimg5709_2    Cimg5710

     上へ向かって登っていく


花崗岩でつくられた修道院は重厚です。

708年に最初に建てられてから、いろいろな年代につくられたものが合わさって

いまの形となっているそうです。

テラスにでると壮大な砂の海原の景色がすごい迫力です。


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          西側テラスとそこからの眺め



中にはいくつもの礼拝堂があり、すべてが簡素で暖房もなく、

一心に祈りを続ける修道女たちの生活が想像できました。


Cimg5740    Cimg5743 

     礼拝堂とミッシェル大天使の像



Cimg5754 空中庭園とそれを囲む回廊


一時は牢獄になっていたこともあり、そのあとも随所に見られました。



2時間ほど見学をして、帰りにお土産を買いました。

家人に頼まれていたこの地方の名酒「カルバドス」です。りんごで作ったブランデー。

3:40モン・サン・ミッシェルを後にしました。




夜パリに戻ってきて、ビストロ「LES TARDINS DE St  GERMAIN」で食事。


Cimg5812   Cimg5808


エスカルゴがおいしかったです。

つづく。


フランスの旅① 出国パリへ

2008-12-01 23:34:17 | 旅行記

さて、どうやって書きましょうか。


この旅は群馬県富岡市の企画で、

「富岡市民交流事業 世界遺産を巡るパリ・リヨン8日間」という団体旅行です。

しかし、大きな声では言えませんが、市民ではない私も参加させてもらいました。



11月23日(日)朝9時に家を出て、成田空港へ向かいました。


Cimg5608  第2ターミナル 空いていました。


前日遅くに荷作りをして、朝出がけに鍵をしめて持ってみたら、ちょっと重いな、と。

でももう入れ替える時間もないので、そのままでいきました。

空港で計ったら重さが19.5kg! セーフ。

制限は20kgです。

帰りはヤバイな、とおもいながら飛行機に乗り込みました。


Cimg5610 AF(エアーフランス)275便です



晴天です。

窓際だったのでしっかり富士山が見えました。


Cimg5624_2  上のほうは雪化粧の富士山


私のジンクス、

   「富士山がきれいに見えた日のお出かけは絶対うまくいく!」


今回の旅行も幸先良さそうにおもえ、期待に胸をふくらませました。



12時間50分という長い時間エコノミーの席に座り続け、

この状態を考えると憂鬱になるので、忘れるため映画を三本もみてしまいました。


まあ、そうやって窮屈なおもいで乗り続けても、

パリ、シャルル・ド・ゴール空港に着いてしまえば、すべてを忘れ、

ワクワクドキドキ、ついに来たぞー、と叫びたいようなうれしさでした。

まだ23日の夕方5時半に到着。(時差は8時間です)



Cimg5641  黄昏のシャルル・ド・ゴール空港に着陸~。


手続きをして、バスにのりホテルに着いたのは夜の8時近かったでしょうか。

チェックインして部屋に入り、夕飯が機内で早い時間だったので、

旅行会社が配ってくれたおにぎりをいただきました。


同室になったⅠさんと

「パリに着いて初めての食事がおにぎりとはね~」と笑いながら、

持ってきた日本茶や梅干もだして、パクパク。


Cimg5653 食べたものは全部カメラにと、でも一口食べてしまってます。


何も動かないのに、食事だけはしっかり4食も食べて、この先太る予感が・・・。


まあ、無事着いたことを喜んで、そして初めてお会いしたⅠさんがとても良い人だったので、

安堵して眠りにつきました。

つづく。