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ドン・シーゲル監督『テレフォン』その4

2020-02-15 18:43:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。

 空港。「2時間前の1便だけです」。バーバラが戻り、グレッグは電話を切り、「まだ釣りから戻って来ていない。ハルダーヒルへの便は2時間前の1便だけだと言うから、あいつも乗れてないわ」「チャーター機で行こう」。
 あせるダルチムスキー。“州内道路45号線”の看板。急カーブして進むダルチムスキーの車。
 チャーター機、離陸。
チャーター機内。(中略)「不公平よね。あなたは私のことを何でも知ってるのに、私はあなたのことを何も知らない」「何を知りたい?」「人としてのあなたを知りたいわ。“なぜこの仕事に”とか。(中略)」「一番得意なことだからね」「うふふ」「おかしいか?」「あれは得意じゃないって訳ね? 私を一度も口説こうとしないから。バカだわ」。グレッグ、バーバラに近づくが、後部座席に戻り、「任務の助けにならん」「邪魔にもならない。ダルチムスキーのことで頭が一杯?」「我々がヤツを倒すまで任務に集中したい」「私は昇進ね。“我々”と言ってくれた」「君は有能な人間だ。高く評価している。いいチームだ。だが喋りすぎだ」「ダルチムスキーを消したら、帰国するのよね。国に奥さんがいるの?」「いいや」「やったわ」。グレッグ、微笑む。「私はおしゃべりよ」。
“テキサス州ハルダーヒル 1月30日”の字幕。着陸するチャーター機。車に乗る二人は、スタークへ会いに行く。“ダグのダグアウト”の看板。
 グレッグ「窓を閉めろ」。“テキサス警察”とペイントされた車。“ダグアウト”の看板。二人で中へ。
 自動ピアノ。カウンターで警官「エマ、今夜のスープは?」「特製のクラムチャウダーよ」「つまり貝抜きのスープ?」「温かければ何でもいいんだろ?」。電話が鳴る。エマ「ダグアウトですが?」「ダグ・スタークさんをお願いします」「もう何度も言ったでしょ? 今夜帰るってね。(中略)」「お店の近くまで来ているので、お伺いしてもいいですか?」「来てちょうだい(中略)」。電話を切って、警官の許へ行き、「変な外国人だわ、チャウダーは?」「やめとくよ。チリと生ビールにする」「俺もだ。たまねぎ大盛りで」。エマ、料理場へ「警官はいつもと同じもの」。グレッグとバーバラ、席に付く。料理人「もうできてる」警官「出てくるのが遅いぞ」。メニューを持ってグレッグらの許へ行くエマ。グレッグ「ビールを2本くれ」。ダグ、魚を皆に見せて、「じゃじゃ~ん、釣ったら湖の水位が下がったぞ」エマ「早く外でおろしてきて」「はいよ、素敵な奥さま。最高にデカいだろ?」警官「皆で食おう。ダグ、後で話がある」「裏にいるから話を聞いてやる」「飯を食ったら行く」。グレッグら、ダグを追う。エマ「ビールはどうするの?」「すぐ戻る。釣りの情報を仕入れたい」(中略)。
 二人、裏へ回り、「そんな大物をどこで?」「ウィルソン湖の秘密のポイントで」「森は?」「深いぜ」「そんな詩があるな。“森は美しく、暗くて深い。だが約束がある”(緊張して二人の顔を見比べるバーバラ)、“眠る前に、かなたまで行く”(ダグ、魚をおろしていた手が止まる)、メリキアン、“眠る前にかなたまで行け”」ダグ「いいか、メリキアン、“眠る前にかなたまで行け”」。目を見開くバーバラ。ダグ、魚をおろすのをやめ、物置の鍵を開ける。バーバラ「ダルチムスキーが使う手ね」「もっと簡単だ。電話で済ませる」。ダイナマイトを車に乗せ始めるダグ。グレッグ「メリキアン、よく聞け。私はKGBのボルゾフ少佐だ。任務は取り消しになった」。聞く耳を持たないダグ。布で背後からダグの首を絞めるグレッグ。
 自動ピアノ。ダルチムスキーが入ってくる。「スタークさんは? お戻りに?」「あなたね」「すみません。急ぎの用件です」「主人に用があるのなら、裏のガレージよ」「どうも、マダム」。にんまりして出て行くダルチムスキー。

(また明日へ続きます……)

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