ドン・シーゲル監督。ラロ・シュフリン音楽の1977年作品『テレフォン』を、NHK・BSプレミアムで観ました。
“モスクワ 1月10日”の字幕。銃を担いだ兵士たちがトラックから続々と降りて来る。将軍「中尉、必ず生け捕りにするんだぞ」。家の捜索を終えて、「ダルチムスキーはいません」「もう国外へ発った後だろう」。
“コロラド州デンバー 1月17日”の字幕。電話をかけるダルチムスキー(ドナルド・プレザンス)。「バスコム、“森は美しく、暗くて深い。だが約束がある。眠る前に、かなたへ行く”。いいか、リフニン、“眠る前に、かなたへ行け”」。バスコムはトラックの前部に箱を乗せ、軍事基地の建物に突っ込み爆発を起こす。それを見ていたダルチムスキーは車を出す。
“バージニア州ラングリー CIA本部 1月18日”の字幕。写真を見て、「アンドレーエフ中将、第三艦隊司令官が事故死?」。
「バスコムは朝鮮戦争の時の歩兵だった伍長。銀星賞を授与され、53年に名誉除隊。独身で親兄弟もなく、過激派との関りもない。共和党で…」。ノック。メガネをかけた秘書の女性に「パターマン、これをソ連調査委員会に。今日が会合で…」「なぜあの基地を破壊したんです(中略)破壊工作? それとも怨恨かも。このところ交通事故が6件。(中略)、墜落事故も多数発生し。死者も多数。軍用機が2機、民間機が1機。スキー事故も多発。氷原での遭難死、黒海での溺死、ヨット事故が一件、心臓マヒが5人、ガンが2名、脳出血4名、24名全員がソ連の共産党幹部で、この13日間に死亡。彼らには一つの共通点が。米ソの緊張緩和に反対する人たちです」「粛清か?」「10億分の1の確率です」「委員会に見てもらおう。(ノック)入れ」「バスコムの件で奇妙な事実が。盲腸の破裂で22年前にオハイオ州で死んでいます」(中略)。
“フロリダ州パラチコーラ 1月20日”の字幕。(中略)電話が鳴る。「ハスラーさん?」「そうだ。ハスラー航空だ」「“森は美しく、暗くて深い。だが約束がある。眠る前に、かなたまで行く”。いいか、ソボレフ、“眠る前に、かなたまで行け”」。(中略)ハスラー、箱をヘリへ積み込む。(中略)妻が引き止めるのも聞かず、ヘリで出発。(中略)
“アパラチコーラ 海軍通信基地”の字幕。レーダー。「~、航空禁止区域に入っている。ただちに外に出ろ」。再三の警告をハスラーは無視。「撃墜せよ。これは訓練ではない」。射手、目の前に迫ってきたヘリをミサイルで撃墜。
ダルチムスキー、電気屋でテレビを見る。テレビでは臨時ニュースで、ヘリ撃墜について述べている。彼は電話ボックスに入り、「オハイオ州アクロンのピーターズさん…」。
“レニングラード 1月24日”の字幕。アイスホッケーをする子供たち。そのコーチをするグレッグ(チャールズ・ブロンソン)。軍のヘリが着陸。「ボルゾフ少佐、大佐がお待ちです」。
“KGB本部 モスクワ”の字幕。大佐「最初がハリー・バスコム。(中略)次がカール・ハスラー。(中略)その次がマーク・ピーターズ。ハスラーと同じ日にアクロンの弾薬集積所を爆破して死亡。少佐、もっとも優れたスパイとはどんな人物だ?」グレッグ「正体を隠し通す男です。もっと優れているのは自分がスパイだと知らない者です。(中略)」。大佐、目の前の青年に「クレオパトラは“雪が降った”と」。青年は身近にあった箱から拳銃を取り出し、大佐らを撃ち始める。すべて空砲。大佐「薬物催眠というものを見たことは?」「今初めてですね。(中略)」。
大佐「敵のスパイ機U-2を撃墜する作戦だった。我々への核攻撃が迫ってると感じた。作戦には暗号が。“テレフォン”だ」グレッグ「初耳です」「“テレフォン”は極秘中の極秘だった。(中略)」「(アメリカに送られたスパイの)召還は?」「してない」「まだ任地に?」「バスコム、ハスラー、ピーターズ以外は」「他に何人?」「51人。これは2冊だけの“テレフォン”スパイの名簿だ。ストレルスキー将軍とあとは消えた一冊だ。ダルチムスキーが盗んだ」「なぜ彼は“時限爆弾”を爆発させるのです?」「権力闘争に敗れたことに対する報復かもしれない」(中略)「米国行きは私だけが“志願”するんですか?」「君がもっとも適している。(中略)優秀な連絡員を用意する。グリゴーリ、古い君の友だちだろう?(中略)スパイ名簿を暗記してくれ。彼らのロシア名も住所も、電話番号も破壊工作の対象も、引き金になる暗号も」(中略)
大統領執務室。「これは陰謀です。基地が3つ狙われ、犯人は死んだ者になりすます。ソ連のスパイでない確率は33分の1です」。(中略)
“カナダ、カルガリー 1月26日”の字幕。バーバラ(リー・レミック)、車から手を振り、「ダーリン!」グレッグ「荷物は後ろに置く」。グレッグを乗せて走り去るバーバラの車。
(明日へ続きます……)
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“モスクワ 1月10日”の字幕。銃を担いだ兵士たちがトラックから続々と降りて来る。将軍「中尉、必ず生け捕りにするんだぞ」。家の捜索を終えて、「ダルチムスキーはいません」「もう国外へ発った後だろう」。
“コロラド州デンバー 1月17日”の字幕。電話をかけるダルチムスキー(ドナルド・プレザンス)。「バスコム、“森は美しく、暗くて深い。だが約束がある。眠る前に、かなたへ行く”。いいか、リフニン、“眠る前に、かなたへ行け”」。バスコムはトラックの前部に箱を乗せ、軍事基地の建物に突っ込み爆発を起こす。それを見ていたダルチムスキーは車を出す。
“バージニア州ラングリー CIA本部 1月18日”の字幕。写真を見て、「アンドレーエフ中将、第三艦隊司令官が事故死?」。
「バスコムは朝鮮戦争の時の歩兵だった伍長。銀星賞を授与され、53年に名誉除隊。独身で親兄弟もなく、過激派との関りもない。共和党で…」。ノック。メガネをかけた秘書の女性に「パターマン、これをソ連調査委員会に。今日が会合で…」「なぜあの基地を破壊したんです(中略)破壊工作? それとも怨恨かも。このところ交通事故が6件。(中略)、墜落事故も多数発生し。死者も多数。軍用機が2機、民間機が1機。スキー事故も多発。氷原での遭難死、黒海での溺死、ヨット事故が一件、心臓マヒが5人、ガンが2名、脳出血4名、24名全員がソ連の共産党幹部で、この13日間に死亡。彼らには一つの共通点が。米ソの緊張緩和に反対する人たちです」「粛清か?」「10億分の1の確率です」「委員会に見てもらおう。(ノック)入れ」「バスコムの件で奇妙な事実が。盲腸の破裂で22年前にオハイオ州で死んでいます」(中略)。
“フロリダ州パラチコーラ 1月20日”の字幕。(中略)電話が鳴る。「ハスラーさん?」「そうだ。ハスラー航空だ」「“森は美しく、暗くて深い。だが約束がある。眠る前に、かなたまで行く”。いいか、ソボレフ、“眠る前に、かなたまで行け”」。(中略)ハスラー、箱をヘリへ積み込む。(中略)妻が引き止めるのも聞かず、ヘリで出発。(中略)
“アパラチコーラ 海軍通信基地”の字幕。レーダー。「~、航空禁止区域に入っている。ただちに外に出ろ」。再三の警告をハスラーは無視。「撃墜せよ。これは訓練ではない」。射手、目の前に迫ってきたヘリをミサイルで撃墜。
ダルチムスキー、電気屋でテレビを見る。テレビでは臨時ニュースで、ヘリ撃墜について述べている。彼は電話ボックスに入り、「オハイオ州アクロンのピーターズさん…」。
“レニングラード 1月24日”の字幕。アイスホッケーをする子供たち。そのコーチをするグレッグ(チャールズ・ブロンソン)。軍のヘリが着陸。「ボルゾフ少佐、大佐がお待ちです」。
“KGB本部 モスクワ”の字幕。大佐「最初がハリー・バスコム。(中略)次がカール・ハスラー。(中略)その次がマーク・ピーターズ。ハスラーと同じ日にアクロンの弾薬集積所を爆破して死亡。少佐、もっとも優れたスパイとはどんな人物だ?」グレッグ「正体を隠し通す男です。もっと優れているのは自分がスパイだと知らない者です。(中略)」。大佐、目の前の青年に「クレオパトラは“雪が降った”と」。青年は身近にあった箱から拳銃を取り出し、大佐らを撃ち始める。すべて空砲。大佐「薬物催眠というものを見たことは?」「今初めてですね。(中略)」。
大佐「敵のスパイ機U-2を撃墜する作戦だった。我々への核攻撃が迫ってると感じた。作戦には暗号が。“テレフォン”だ」グレッグ「初耳です」「“テレフォン”は極秘中の極秘だった。(中略)」「(アメリカに送られたスパイの)召還は?」「してない」「まだ任地に?」「バスコム、ハスラー、ピーターズ以外は」「他に何人?」「51人。これは2冊だけの“テレフォン”スパイの名簿だ。ストレルスキー将軍とあとは消えた一冊だ。ダルチムスキーが盗んだ」「なぜ彼は“時限爆弾”を爆発させるのです?」「権力闘争に敗れたことに対する報復かもしれない」(中略)「米国行きは私だけが“志願”するんですか?」「君がもっとも適している。(中略)優秀な連絡員を用意する。グリゴーリ、古い君の友だちだろう?(中略)スパイ名簿を暗記してくれ。彼らのロシア名も住所も、電話番号も破壊工作の対象も、引き金になる暗号も」(中略)
大統領執務室。「これは陰謀です。基地が3つ狙われ、犯人は死んだ者になりすます。ソ連のスパイでない確率は33分の1です」。(中略)
“カナダ、カルガリー 1月26日”の字幕。バーバラ(リー・レミック)、車から手を振り、「ダーリン!」グレッグ「荷物は後ろに置く」。グレッグを乗せて走り去るバーバラの車。
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