gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ドン・シーゲル監督『テレフォン』その5

2020-02-16 00:38:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。

 ダルチムスキー「スタークさん」。バーバラ、明かりを消す。グレッグ「ああ」ダルチムスキー「“森は美しく、暗くて深い。だが約束がある。眠る前に…”」警官「ダグはどこだ?」グレッグ「隣の家へ。すぐに戻る」。あわてるダルチムスキー。警官「もう一杯飲もう。食後の一杯だ。話は後でもいい」。警官についていくダルチムスキー。グレッグ、走り回り込み、窓から中の様子を探る。ダルチムスキー、窓へ近づいてきて、外の様子を探る。グレッグはダルチムスキーの車のプラグを抜いて、ダルチムスキーが見ている前で踏み潰す。電話ボックスに入り電話するダルチムスキー。カウンターに座ってる警官「生ビールをくれ」ダルチムスキー「よく聞いてくれ。長距離電話を何本もかける。まずウィンターズさん、(グレッグとバーバラ、カウンターでビールをもらう)市外局番~」。店で飼ってるガラガラヘビ。うなずくグレッグ。ヘビを見るバーバラ。ダルチムスキー「ハーバート・ウィンターズさんですか?」。バーバラ、ヘビの入ってる台を倒し、ヘビを解放する。驚く客たち。一緒になって叫ぶバーバラ。警官たちはヘビを撃ち殺そうとする。バーバラ「殺さないで」ダルチムスキー「“森は美しく、暗く深い”」。銃声。グレッグ、ダルチムスキーの首を絞め、意識を失わせ、毒薬のカプセルを飲み込ませる。銃声。エマ「ダグ、ガスが殺されちゃう」。ヘビの頭を撃ち飛ばす警官。ダルチムスキーの手帳を奪い、逃げ去るグレッグら。
 バーバラ、自分のバッグの中の拳銃を見て迷う。グレッグ「早く!」二人は車で逃げ出す。
 電話「バーバラよ」「バーバラか。どうした?」「ダルチムスキーのことは忘れて」「忘れろ? 殺したのか?」「そうよ。少佐が」「少佐は? 消したのか?」「そう思うけど」。荒野の電話ボックスにいるバーバラとグレッグ。「思う? はっきりしろ」「いずれ彼に聞いてみる」「何を言ってるんだ? なぜ命令に従わん?」「でもサンドバーグ部長、彼が邪魔なら私の命も危ない。今は彼と一緒よ。安全な荒野で」「二人で局に戻れ。少佐と取引する」「彼は残ったスパイを売らないわ。(グレッグ、手帳を破っていく。)平和に暮らしているもの。局には戻らない」「なぜ電話した?」「少佐からメッセージが」「言ってみろ」「“我々に構うな。すべてを忘れろ。我々を追ったら、また電話が鳴り出す。そして今度は電話が世界中で鳴り響く”。これで全部」「何のことだか分からない」「分からないならKGBに聞いて。同じことを伝えたわ」。電話を切るバーバラ。バーバラ「どこへ行く?」グレッグ、彼女の肩を抱いて、指差す。その先には“幸せモーテル、あと16キロ”の看板。「さあ、ボロゾフ、“寝る”前に、かなたまで行け」「行くとも。あと16キロだ」。紙片を風の中に飛ばして、ボロゾフはバーバラと車に乗る。
「本気と違うわよね」「何が?」「電話をかけること」。微笑んで、車を発車させるボロゾフ。車が走り去るのをバックにエンディング・タイトル。

 同じドン・シーゲル監督の作品『突破口!』を想起する、ラロ・シュフリンの音楽と軽快な編集と見事なカット。今回はリー・レミックの魅力も最大限に発揮されていて、とても楽しく観させてもらいました。映画好きの人は必見の映画です。

 →サイト「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto

 →FACEBOOK(https://www.facebook.com/profile.php?id=100005952271135