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三池祟史監督『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』その3

2015-01-25 13:41:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。
 おでんの屋台で、ロシアのマフィアとの取引について上司に語る玲二。上司は月原が轟の隠し子であり、猫沢の怪文書のおかげで玲二が指名手配になったことを知らせます。日浦の拉致を知る玲二。一方、ジュンナは玲二にお守りを渡します。
 日浦は気がつくと膝下が切断されているのを知って叫びます。
 玲二は月原に「俺たちだけの秘密だ」と言って、MDMAを持ちこむ方法を教えてもらいます。MDMAの持ち込みをドッグフードの缶の中に入れて行うことを知った玲二の上司は、取引が終了したら玲二に合図させ、踏み込むことを玲二に伝え、猫沢も襲ってくるだろうから、玲二は独力で逃げるように言います。轟も挙げて抗争も終わらせると意気込む玲二。しかし税関に届いた缶を調べた上司は、自分たちがだまされたことを知ります。「俺たちだけの秘密」というのはサツが使うセリフだと玲二に言う月原。缶を求めて猫沢の一味が現れますが、そこにいるのが警察と知って、避難訓練をしていると言って逃げ出します。取引は完了したと言う月原。ロシアの船からヤクの入った袋を背負った犬たちが、こちらへ泳いできます。月原と玲二のいるところへ乱入する猫沢。玲二は犬のジェスチャーをして、望遠鏡で見張っている上司に、ヤクを犬が泳いで運んでいることを伝えます。警察も突入し、玲二を逮捕しようとしますが、玲二は「俺はもう童貞じゃねえ。男だ。背中は見せねえ」と言うと、黒木がバイクで現れ、蝶々の歌を流します。黒木が「復活のテーマだ」と言うと、義足でサイボーグ化した日浦が現れます。逃げる月原。日浦は「ここは任せろ。月原を追え」と玲二に言います。玲二を捕まえた上司は「MDMAは押さえた。しばらく休め」と言いますが、「月原は俺が倒す」と玲二は言って去ります。米軍から買ったミサイルを猫沢に向けて発射する黒木。ミサイルは鉄塔を倒し、猫沢はその下敷きになります。
 「バカ、逃げやしねえ。裏切りには死だ」と言い、玲二の体に銃弾を2発お見舞いする月原。起き上った玲二は、ジュンナからお守りとしてもらった防弾チョッキを見せます。2人は壮絶な殴り合いを行い、玲二は月原を倒します。「一発で楽にしてやる。クスリをばらまいた報いだ」と言う玲二は拳銃で撃ちますが、空砲で、「なんてな。生きて償え」と言って去ります。
 「月原は上の指示で動いていたとは言わないだろう。ヤクザの世界での子の務めだ。轟どころか阿湖にも届かなかったが、すきや会には大きなダメージを与えられ、抗争も終わらせた。潜入捜査は終了だ」のナレーション。しかし玲二の前に、黒木を乗せた、日浦の運転する車が現れ、日浦は「面白いこと、思いついた。兄弟」と言ってきます。エンディングタイトルが流れる中、日浦は阿湖に「嘘をついてヤクをやってたな。盃は返す。今後は自分の組を立ち上げ、関西を乗っ取る。若頭は玲二だ」と言い、玲二は「えー、そんなー」と驚くのでした。

 赤、黄色、青を基調とした毒々しい色使いの画面が次々に現われ、ナンセンスなギャグとともに、三池監督の特徴が遺憾なく発揮されていました。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/