gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ティム・バートン監督『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』その2

2015-01-02 16:28:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 トッドがピレリを殺したのを知って、「あなた正気?」と驚くミセス・ラベットだったが、ピレリの財布は手に入れる。トビ―には店を手伝わせるとミセス・ラベットは言うと、そこへ判事が現れる。血染めのシャツを隠すために上着を着るトッド。ヒゲソリを終え、首を掻っ切ろうとしたその瞬間、船乗りが姿を現し、判事がいるのに気付かずに「ジョアナと駆け落ちする。助けて」と言ってしまい、判事に追い出される。判事に去られ、「二度と奴は戻らない」と絶望するトッドを、ミセス・ラベットは慰めるが、トッドは「皆死んで当然」と怒り出し、ミセス・ラベットにピレリの死体の処分を聞かれ、「暗くなったら秘密の場所に埋める」と言う。しかしミセス・ラベットは「肉付きのいい肉体はもったいない」と言い出し、「司祭の肉は清らかで」と様々な職業の人の肉の特徴を言い募り、「誰でも歓迎だ」と言う。
 ジョアナは荷造りをしているところを判事に見つかり、家を出て行くつもりだと言うと、判事は新しい家にジョアナを移し、そこで己の罪を反省させると言い、ジョアナを馬車に乗せる。それを追う船乗り。一方、トッドは客の椅子に仕掛けを施し、船乗りはジョアナを捜しまわる。
 トッドを訪れた客は皆クビを掻っ切られ、トッドがペダルを踏むと、椅子が後ろに倒れ、一階に死体が落ちて行く。魔女の悪行だと言う乞食の女。血まみれの手でルーシーと娘の写真を見るトッド。
 ミセス・ラベットはよそ者と身寄りのない人しか殺してないので、大丈夫だと言う。海辺でのトッドとの2人きりの生活を夢見るミセス・ラベット。毎週金曜日には友人を招き、結婚式も挙げ、永遠の愛を誓うと彼女は言う。ルーシーはどんな顔だったのと訪ねるミセス・ラベット。
 トッドは船乗りからジョアナが精神病院に入れられていると聞き、「カツラ職人の弟子を装い、精神病院に潜入すればよい」と言う。“タービン判事に警告。船乗りがジョアナをさらう。今夜2人を店に呼ぶ。日没後お越しを”と書いた手紙をトビ―に預け、判事に届けさせるトッド。
 帰ってきたトビ―はミセス・ラベットを悪魔のようなトッドから守ると言い、ピレリの財布をミセス・ラベットが持っているのに気付き、役人に通報しようと言うが、ミセス・ラベットはそれを止め、トビ―が前からパイ焼きを手伝いたいと言っていたことから、「ちょうどいい機会だから手伝って」と言って、トビ―を地下の窯と肉挽機のところへ連れていき、地下室に閉じ込める。
 船乗りはジョアナを救うことに成功し、看護士を女性患者の檻に閉じ込めると、女性患者たちは一斉に看護士に襲いかかる。
 ミセス・ラベットのところにバムフォードがやってきて、煙に異臭がすると苦情が出ているので、調理場を点検させてほしいと言うと、トッドがその前にいい香水をつけてあげようと言う。一方、トビ―は食べたパイの中に人の歯が入っているのに気付き、そばの棚に手足が山積みになっているのも見つけると、上から役人の死体が落ちてくる。
 地下室にトビ―を捜しに行くトッドとミセス・ラベット。船乗りとジョアナはトッドの店に着き、夢は悪夢しか知らないと言うジョアナに、自由になれば違ってくると船乗りは言って、馬車を調達しに出ていく。ジョアナが箱に隠れると、トッドは自分たちを悪魔と呼ぶ乞食の女の首を掻っ切り、その死体を始末すると判事が現れる。「ジョアナはあなたとの結婚を決めた」とトッドは判事に言い、判事のヒゲソリをしているうちに、二人は話が合うことに気づき、「女の趣味も」とトッドが言うと、判事はトッドがベンジャミン・パーカーだと気づくが、喉を掻っ切られる。お前の務めは終わったとカミソリに言うトッドだったが、ジョアナを見つけ、殺そうとすると、ミセス・パーカーの叫び声がし、地下室に急行する。ミセス・パーカーはまだ死んでなかった判事に裾を捕まれたと言うが、そばにはルーシーの死体が転がっていた。「ルーシーは正気を失って精神病院に入っていたが、愛していたから嘘を言った」と言うミセス・ラベット。過ちを忘れて人生を謳歌しようと言って、トッドはミセス・ラベットと踊るが、やがて窯の中に彼女を放り投げ、蓋を閉める。ルーシーの死体を抱くトッド。床下から現れたトビ―はトッドの首を掻っ切る。血の雨がルーシーの顔に降り注ぎ、映画は終わる。

 デュエットの多いミュージカルで、過去や未来の幸せなシーンだけは鮮やかなカラーで、それ以外はセピア色でした。窓枠を突き破るような縦横無尽なカメラワークにも魅せられました。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/