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オリヴァー・ストーン監督『Uターン』

2010-11-06 06:33:00 | ノンジャンル
 今日の朝日新聞の朝刊の別冊「be」に「もう一度見たい海外ドラマ」のアンケートが掲載されていて、1位『奥さまは魔女』、2位『刑事コロンボ』、3位『大草原の小さな家」』、4位『スパイ大作戦』、5位『名犬ラッシー』となっていましたが、どれもDVDが発売されているものばかりで、物足りないランキングに感じました。私がもう一度見たい海外ドラマは、私の好みど真ん中だったリンゼイ・ワグナー主演の『バイオニック・ジェニー』と、男まさりのケイト・ジャクソンとキュートなシェリル・ラッドに魅せられた『チャーリーズ・エンジェル』で、どちらも日曜夜の日テレ系で放送されていました。当時私は高校生で、これらの番組のおかげで、休日の最後の時間が何とも言えない魅力的な夜になっていたことを思い出します。BSのどっかのチャンネルで再放送してくれないものでしょうか?

 さて、オリヴァー・ストーン監督の'97年作品『Uターン』をWOWOWで見ました。
 ボビー(ショーン・ペン)は借金の返済を送らせた週の数だけ指を切り取られ、その借金を返すためにアリゾナ州を車で走らせていたところ、車の故障で田舎町に逗留することになります。彼はそこで魅力な女性グレース(ジェニファー・ロペス)に誘惑されますが、彼女の夫であるジェイク(ニック・ノルティ)に現場を発見され殴られます。ボビーは食料品店で買い物をしているところを強盗に会い、借金を返すための金をすべて失ってしまい、困った彼はジェイクに誘われていたグレース殺しを実行しようとしますが、失敗します。今度はグレースからジェイク殺しに誘われた彼は、グレースの助けを借りてジェイクを殺し、彼がためていた金を奪い、町から逃げ出します。しかし、追って来た保安官は、自分がやはりグレースの恋人であることを明らかにし、ジェイクがグレースの実の父であることも暴露しますが、グレースは保安官をその場で射殺します。二人の死体を車に積んで、アリゾナの荒野の崖から死体を捨てた後、グレースはボビーも崖から突き落とします。しかし危険を察知していたボビーは車のキーを事前に抜いていました。それを手に入れるためにボビーに近づいたグレースをボビーは絞殺し、傷だらけの体で何とか崖を登ると、車を発進させようとしますが、また車は故障し、ついに彼の運も尽き果てるのでした。
 顔のアップの短いインサートショットが多用されていて、アクセントを与えていました。アリゾナに住んでいる人が見たら怒り出すような内容の映画でしたが、役者の魅力もあって結構楽しめました。アメリカ西部の雰囲気が好きな人には特にオススメです。