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エネルギーの石油依存は減っている!

2007-12-01 18:43:16 | ノンジャンル
 11月10日の朝日新聞の朝刊に、面白いグラフが載っていました。
 1073年度と2004年度の1次エネルギー供給のグラフが載っていたのですが、1973年は石油に77.4%も依存していたのが、2004年度では48.1%に減り、変わりに増えたのが石炭の15.5%から21.4%、天然ガスの1.5%から13.9%、原子力の0.6%から13.9%でした。石炭が増えているのが不思議に思いました。
 原油価格の上昇で、石油離れが促進され、バイオエタノールや天然ガスの自動車が開発されるなど、新しいエネルギーや代替エネルギーの開発が進んだのだそうです。国内総生産(GDP)に対する石油輸入金額の割合をみても、78年度は4.5%もあったのが、06年度は2.2%に半減しています。
 ただ、現在石油の値段が高騰しているといっても、第一次石油ショックの頃に比べるとまだ安く、73~74年のガソリン価格は当時、今の物価に引き直すとリッター230円前後(実額は114円)もしたそうです。
 省エネも進み、東芝の液晶テレビ「レグザ」は、4年前の機種に比べ年間消費電力量で約55%の大幅な削減を図り、三菱電機のエアコン「霧ヶ峰」の新モデルも、年間電気代は11年前の機種に比べ約28%削減。いま省エネ家電は当たり前になったようです。車も京都議定書が採択された97年、日本車の平均燃費はガソリン1リットル当たり12.6キロだったのが、05年には15.5キロに改善しました。
 ただ、石油の依存度が減ったと言っても、まだエネルギーの半分近くを依存している訳で、そのほとんどを海外、特に中東に89.1%を依存し、73年度の77.5%より依存度が増加しています。政治的に不安定な中東に対する依存度が高いということで、これからも安心はできません。依然として代替エネルギーの開発が望まれるところです。