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温暖化防止 カギは中印

2007-12-23 16:37:27 | ノンジャンル
 12月21日の朝日新聞の朝刊に、「07年版『世界エネルギー見通し』から 温暖化防止 カギは中印」と題する記事が載っていました。各国の排出している二酸化炭素の量を考えた場合、今後の二酸化炭素排出量の減少のカギを握るのが中国とインドだというのです。
 まあこれは今の中国とインドの経済成長のすごさを知っていれば当然予想されるところですが、実際グラフとして見せられると、う~んと唸ってしまいます。
 1900年~2005年の間に出した二酸化炭素量と2005年~2030年の間に出すであろう二酸化炭素量がグラフになあっているのですが、米国が前者が2800億トン、後者が1700億トン。EU全体で前者が2500億トン、後者が1000億トン。日本が前者は500億トン、後者が2000億トン、とここまでは未来の数字が過去の数字を下回っています。で、中国はというと、前者が900億トン、後者が2500億トン。インドは前者が200億トン、後者が800億トン、と中国もインドもどちらも未来の二酸化炭素排出量が過去を上回っています。特に中国はこのままいくと世界一の二酸化炭素排出国になる勢いです。
 なぜ、中国がこれほど二酸化炭素を排出するようになったのか。例えば、二酸化炭素排出の大きな部分を占める発電の様子を見てみると、何と70%が石炭。再生可能エネルギーは6%、原子力が2%と、石炭をガンガン燃やしている訳ですね。それによる大気汚染も深刻な問題になっているようです。
 中国もインドも今までの後れを取り戻し、欧米並みの快適な生活をめざしていると思うのですが、欧米並みの快適な生活の持続が不可能になりつつある今、新しく目指す地球に優しい生活をぜひ模索してほしいと思います。
 昨日のここで述べたように、先進国は今の生活を続けていくことは不可能なのです。より地球に優しいライフスタイルにシフトしていかないと、やがては生活の破たんが待っています。中国とインドが持続可能な生活のモデルケースとして、新しい経済システムを構築してくれることを願います。