山暮らしあれこれ

田舎にUターンして感じたことなど

もろぶた

2012-09-25 | 道具
「もろぶた」を見て、ご存知の方は「これ、あれでしょ」
となつかしそうにご覧になる。


ちなみに、このあたりでは「もろふた」と濁らない。
「もろふた」とは出雲弁かと調べたら、出雲弁では「もろぶた」だった。

インターネットで調べたら「もろぶた」は標準語のようだ。
といっても辞典には載っていないが、餅や麹などを入れる木製の容器である。

「もろぶた」の「ぶた」は「蓋」という字のようだが、蓋がないのに?
と思っていたら、重ねれば蓋になるとの説明もあり、納得する。

こちらでも、餅や麹を入れて使っていたが、
その昔は、お祭りにワラを敷いて煮しめなどを入れて運んでいたらしい。

最近は、プラスチック製の容器(フードコンテナ)が出まわっており、
木製の「もろぶた」を見ることは珍しくなった。

正直、わが家も屋根裏に眠っていたものである。
レトロでいいと取り出し、洗浄し、柿渋を塗って使うことにした。


何かイベントがあるとき、商品などを入れるといい感じである。

落ち着いた色合いで、商品を引き立ててくれる。


知り合い二人から、使うならうちのもあげるよと言われ、喜んでいただく。

そういうことで3種類のもろふたがそろった。



昔のものは、柿渋でいい色合いになっている。
最近のものは、柿渋2回塗って、だいぶいい色になってきつつある。

昔の人は柿渋をつくって、いろんな木製品に塗って大事に使ってきた。

私も昨年は、柿渋づくりに挑戦し、この「もろぶた」にも塗った。



今日は久しぶりにひなたぼっこしています♪

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿