山暮らしあれこれ

田舎にUターンして感じたことなど

もみがら

2012-11-16 | 農業
昔、さつまいもをたくさん作っていた頃は、
もみがらにお世話になっていたそうだ。

長期保存するため、冬の寒さから守らなければならなし。
そのため、床下にもみがらを入れて、その中でさつまいもを貯蔵していた。

今でも、さつまいもを少し作っており、もみがらがあれば、
ダンボール等にさつまいもと一緒に入れている。

今は稲作をしていないので、もみがらがない。
そこで、近所にお願いして分けてもらっている。

そこには山のように積んであり、使わないからすきなだけ持って行けといわれる。
さっそく母ともらいに行き、袋に詰めて持って帰った。



もみがらは、わが家では重宝している。
さつまいもの貯蔵以外でも、種をまいた上にもみがらをかけている。

こうすると地表面からの水分蒸発を抑制する保湿効果があり、芽立ちがいいようだ。
また、大根の地表に出ている白い根部にかけておけば防寒にもなる。

昔、稲作をしていた頃は、もみがらを焼いて、その灰を畑にまいていた。
もみがら灰は、石灰の代用として酸性土壌の中和剤としても使えるようだ。

また、もみがらを土に混ぜると、水はけがよくなり、土壌が柔らかくなるそうである。
もみがらもいろいろ活用方法があるようだ。

母から聞いた昔話であるが、昔、寒い夜、後妻が自分の子は米の中に寝かせ、
前妻の子はもみがらの中に寝かせたら、自分の子は死んだそうだ。

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