自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

3連休

2011年02月14日 22時37分34秒 | ライド
せっかくの3連休、前半は雪と寒さで散々でした。
雪は積もる勢いで降り続き外出するのも億劫になる寒さ。
とは言え、意を決して少し街まで出てみることにしました。



普段の休日は、人で賑わう「井の頭公園」。
この日はさすがに人の姿もまばら。

こんな井の頭公園も悪くないものです。


最終日、ようやく晴れ!
北風は冷たいのですが、気持ちは良いです。




多摩川からは、真っ白な富士山がクッキリ見えました。
冬の景色です。

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Campagnolo Cレコード Wレバー その3

2011年02月13日 22時22分18秒 | パーツ
【シンクロ】インデックス



以前ご紹介した「チェンレスト」タイプのWレバーと外見が似ていますが、これは
インデックス機構の組み込まれたものです。











レバーの仕上げは素晴らしく、小さいレバーの作りも非常に綺麗です。

国産メーカーがインデックス機構で先行し、出遅れたカンパはこのシンクロでインデックス
機構に参入したと言えます。



レバーの中にギザギザの付いた駒が入っており、このギザギザに爪が引っかかることで
インデックスの役割を果たします。
ギザギザの付いた駒は何種類かあり、段数やフリーのメーカーによって組み替えて
使うようになっていました。



では、この親子レバーの役割とは?



小さいレバーは、インデックス機構のリリースレバーなのです。
このレバーを奥に倒すと、ギザギザに引っかかっていた爪が離れ、一般的なフリクション
のWレバーと同じ動きになるというものです。

Cレコードシリーズは、デルタブレーキも同様ですが、機構に細かいパーツを組み込み、
しかも仕上げも綺麗でかなり意欲的なパーツに思えました。
チェンホイルのデザインも一新し、新世代のカンパを印象付けるコンポーネントでした。

しかし、実際の使い心地は必ずしも良いものではありませんでした。
このインデックス機構を取り入れたWレバーは想像していたようには動きませんでした。
どちらかというと「位置教え機構」でレバーを動かした時に、「この辺りが変速ポイント」
と音と感触で知らせるといったもの。
インデックス機構をリリースできる子レバーを付けたのも問題点を承知の上だったのかも
しれません。

当時、「New Cycling」誌では、このレバーの賛否について数回にわたり掲載されました。
色々なメーカーのフリー、チェン、Rディレーラー本体の組み合わせによりインデックス
機構の動きがどうなるのか詳しく検証したものです。



キヨ ミヤザワで使用しました。
フリーはサンツアーのマイクロライト、チェンはセディス プロ、RディレーラーはCレ
コードの縦型。
何の相性が良くないのか分かりませんでしたが、調整の方法もなく結局その後、フリク
ション→ドップラーと交換しました。

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Kiyo Miyazawa キヨ ミヤザワ ロードレーサー その4

2011年02月12日 21時16分35秒 | 完成車


フロントフォークの曲げも綺麗です。
このフォークのオフセットは50mmですが、非常に滑らかで比較的大きなオフセットも
感じさせません。
ハブは、Cレコードのラージフランジ。
ロードにラージフランジは意外な組み合わせですが、Cレコードでラージフランジが
リリースされ、そのデザインが斬新だったので組んでみました。
今では、ほとんど見ることがありませんがちょっと洒落ています。



シートステーとチェンステイにメッキをしています。
本当は、エンドだけメッキにしたかったのですが、宮澤氏にメッキがあまり良くない
ので細かい注文は遠慮して、と言われこの仕上げにしました。
そう言われれば、キヨ ミヤザワの自転車でメッキが施されているものはあまり見かけません。
フレームそのものの仕上げはかなり丁寧に手が加えられていてラグの仕上げ、BBの仕上げ、
その他溶接箇所も非常に綺麗です。




Wレバーは、インデックス機構のシンクロを装着しました。
これは、やっかいでした。

RディレーラーはCレコードの縦型、フリーはサンツアーの軽合マイクロライト、チェンは
セディス プロでは、上手くチェンジしなかったのです。
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Kiyo Miyazawa キヨ ミヤザワ ロードレーサー その3

2011年02月11日 23時07分08秒 | 完成車


当時、Kiyo Miyazawaのオーダーでは、2~3種類ぐらいのグレードがありこのフレームは
「マトゥリータ」というグレードのものです。



写真が小さく分かり難いかもしれませんが、ラグやBBのカットにもオリジナリティが
あります。



ちなみに、Kiyo Miyazawa のロゴデザインは、イタリアの工房ロッシンによるものとか。



「K」のデザインもイイ感じです。

フレームのカラーは、随分迷いました。
最後は、宮澤氏にお任せしこのカラーに決まりました。
このカラーは、ショーに出展するために考えたそうでブルーが徐々に薄くなっていきます。
4色の塗り分けがされていますが、色と色の境目をラグのように塗り分けています。
その境目の塗り分け用マスキングは、宮澤氏の手作りだったそうです。

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Kiyo Miyazawa キヨ ミヤザワ ロードレーサー その2

2011年02月10日 22時33分49秒 | 完成車


このロードレーサーをオーダーしたのは、1989年の夏頃でした。
「レースに出るわけではなく、楽しく乗れるロードレーサーにしたい」ということを
宮澤氏にお伝えし、パイプ選びから始まりました。
当時のロードレーサーでよく使われていたのが、丹下のプレステージというパイプです。
「よく使われていた」というのは、実際には雑誌に掲載されているレーサーに使われて
いるのを見ていただけですが・・・。
プレステージが使いたいとお話しすると宮澤氏は、「目的が、楽しく乗ることであれば
プレステージはお薦めしない。チャンピオンのナンバー1が良い。チャンピオンのナン
バー1は非常に良い。」とのご意見。

キヨ ミヤザワでオーダーすることを考えたのは、イタリアでフレーム製作をされ、本場の
ロードレースも熟知した宮澤氏の考えるロードレーサーに乗ってみたかったからです。
素人の私が雑誌の知識でとやかく言うことは止め、フレームパイプの選択も宮澤氏に一任
させて頂くことにしました。
その結果、チャンピオンのナンバー1をベースにダウンチューブのみナンバー2を使用す
ることになりました。ダウンチューブのナンバー2は、比較的大きめのフレームサイズの
時に用いるそうです。
シートサイズとトップチューブは、それまで乗っていたロードを基準に決め、それ以外の
スケルトンは全てお任せしました。

ひとつ興味深かったのが、「BB下がり」についてです。
当時、ほとんどのロードレーサーが、BB下がり70mmでした。このロードもそれ以外の
ことは考えていませんでした。ところが宮澤氏は私との会話の中からできるだけBBは下
げた方が良いとアドバイスされるのです。
72~75mmぐらいがいい、と。結局このロードは、72mmにすることにしました。
当時の会話は良く覚えていないのですが、BB下がりは、走り方によって変える方が良い
とのことだったと思います。

今でもこのフレームは乗っていますが、私にとって乗りやすさナンバー1です。
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