自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

Campagnolo Cレコード Wレバー その3

2011年02月13日 22時22分18秒 | パーツ
【シンクロ】インデックス



以前ご紹介した「チェンレスト」タイプのWレバーと外見が似ていますが、これは
インデックス機構の組み込まれたものです。











レバーの仕上げは素晴らしく、小さいレバーの作りも非常に綺麗です。

国産メーカーがインデックス機構で先行し、出遅れたカンパはこのシンクロでインデックス
機構に参入したと言えます。



レバーの中にギザギザの付いた駒が入っており、このギザギザに爪が引っかかることで
インデックスの役割を果たします。
ギザギザの付いた駒は何種類かあり、段数やフリーのメーカーによって組み替えて
使うようになっていました。



では、この親子レバーの役割とは?



小さいレバーは、インデックス機構のリリースレバーなのです。
このレバーを奥に倒すと、ギザギザに引っかかっていた爪が離れ、一般的なフリクション
のWレバーと同じ動きになるというものです。

Cレコードシリーズは、デルタブレーキも同様ですが、機構に細かいパーツを組み込み、
しかも仕上げも綺麗でかなり意欲的なパーツに思えました。
チェンホイルのデザインも一新し、新世代のカンパを印象付けるコンポーネントでした。

しかし、実際の使い心地は必ずしも良いものではありませんでした。
このインデックス機構を取り入れたWレバーは想像していたようには動きませんでした。
どちらかというと「位置教え機構」でレバーを動かした時に、「この辺りが変速ポイント」
と音と感触で知らせるといったもの。
インデックス機構をリリースできる子レバーを付けたのも問題点を承知の上だったのかも
しれません。

当時、「New Cycling」誌では、このレバーの賛否について数回にわたり掲載されました。
色々なメーカーのフリー、チェン、Rディレーラー本体の組み合わせによりインデックス
機構の動きがどうなるのか詳しく検証したものです。



キヨ ミヤザワで使用しました。
フリーはサンツアーのマイクロライト、チェンはセディス プロ、RディレーラーはCレ
コードの縦型。
何の相性が良くないのか分かりませんでしたが、調整の方法もなく結局その後、フリク
ション→ドップラーと交換しました。

コメント
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