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カンパニョーロ Cレコード デルタブレーキです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/ca/1044bf3bdd3375fd45f8df616a69fa78.jpg)
Kiyo Miyazawa の最初に組み込んだのがこのブレーキでした。
初期のモデルは、本体の頭の部分(=アウターケーブルを受けるカップ)の
形状が異なっており、このモデルはデルタブレーキとして安定的に供給され
るようになってからの物です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/91/107a2176eb1ddc0c9cfaf4e5b0da4c1f.jpg)
蓋を開けたところです。
このブレーキが日本に入荷された時は、「いよいよ自転車パーツもここまで
きたか」と雑誌に紹介されました。「ニューサイクルリング」誌では、巻頭
で特集が組まれ「時計の内部を思わせる・・・」と書かれていたと記憶します。
確かに自転車のパーツでカバーが付いているのは、画期的なことでした。
ところがこのブレーキ、非常に扱いにくい代物で凝った作りとは裏腹に、何
でこんなパーツをわざわざ作ったのか疑いたくなるような物でした。
先ず、取付が大変。
インナーの長さを決めるのに非常に手間取ります。インナーを止めるビスか
ら先端までが非常に短くしかも本体に中に組み込まれているためワイヤーを
カットするために一旦ワイヤーを抜かなければなりません。
取付ビスと先端までが短いためワイヤーの先端がバラけやすく、バラけたま
まにするとすっぽ抜けの危険もあるためハンダで固める等をしなければなり
ません。
蓋の中に隠されたメカニカルな仕組みと面倒な取付方法でした。
しかし、それよりも問題だったのが、ブレーキの引きが硬いことでした。