今年も各出版社から「パーツカタログ」が出版され始めました。
今では、「パーツカタログ」も一般的となり出版社だけでなく多くのサイクルショップが
オリジナルの通販用カタログを製作しています。
しかし、出版物としての「パーツカタログ」は、ここから始まったと言えるのでは
ないでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/b5/cae2cee8954c2c544715d27c2fb6972b.jpg)
八重洲出版が1976年に出版した「サイクルスポーツ オールカタログ’76/77」
です。
自転車好きとってはたまらない本でした。その時手に入るパーツの写真とスペック、
価格が一冊の本に掲載されていたのですから。
パーツカタログの元祖は、恐らく大阪の「トモダサイクル」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/99/e474b4fbad248daf8e7d371f5cbfb0e1.jpg)
ショップが、こつこつとパーツの写真を撮影し本に仕立てたと言うことは凄いこと
だと思います。「トモダサイクル」は、数年に一度パーツカタログを更新し販売して
いました。
自転車の本といえば「サイクルスポーツ」と「ニューサイクリング」の2誌だけで
パーツに関する情報もほとんどがこの2誌から入手するしかなった時代に、ショップ
が独自に情報提供するための本を製作したのです。
製作の目的は、今で言うカタログ販売だったのでしょうが、マニアにとってはパーツを
購入するためだけではなくパーツのディテールを知ることのできる唯一の本でもありま
した。
しかし、昨今のインターネットの普及によりリアルタイムで情報が入手できるように
なりトモダサイクルのパーツカタログは「BENRY]の完売を最後にその役割を終え
ました。
パーツカタログとは言えないものですが、「ベロウ」というショップが発行していた
パーツプライスリストも重宝したものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/dc/3066bcbf6e97d2476f3af0c752688fac.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/71/0ebac7849d1b8fbac6df2a723fede13d.jpg)
こちらは、パーツの価格が表示されたものです。
西の「トモダサイクル」、東の「ベロウ」といった感じでした。
ショップのパーツカタログ、パーツリストは、そのショップの販売価格ですからワン
プライスです。しかし、出版社が出版するパーツカタログは、標準的な価格を表示しな
ければなりません。今でもそうかもしれませんが、ショップから価格を聞き取り価格
掲載につなげたそうです。
編集後記に苦労談が書かれていました。
また、当時は2年に一回の出版でした。それはかなりの手間を掛けて出版することが
大きな負担であったのかもしれません。
今や毎年モデルチェンジ、マイナーチェンジされる自転車関連商品をリアルタイムで
知ることができる時代です。ネットを通じて価格比較も容易です。
しかし、「本」という形でページをめくりながら様々なパーツを見比べるのはやはり
捨てがたい趣です。
今年もパーツカタログを購入し、本棚に揃えておきたいと思います。
今では、「パーツカタログ」も一般的となり出版社だけでなく多くのサイクルショップが
オリジナルの通販用カタログを製作しています。
しかし、出版物としての「パーツカタログ」は、ここから始まったと言えるのでは
ないでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/b5/cae2cee8954c2c544715d27c2fb6972b.jpg)
八重洲出版が1976年に出版した「サイクルスポーツ オールカタログ’76/77」
です。
自転車好きとってはたまらない本でした。その時手に入るパーツの写真とスペック、
価格が一冊の本に掲載されていたのですから。
パーツカタログの元祖は、恐らく大阪の「トモダサイクル」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/99/e474b4fbad248daf8e7d371f5cbfb0e1.jpg)
ショップが、こつこつとパーツの写真を撮影し本に仕立てたと言うことは凄いこと
だと思います。「トモダサイクル」は、数年に一度パーツカタログを更新し販売して
いました。
自転車の本といえば「サイクルスポーツ」と「ニューサイクリング」の2誌だけで
パーツに関する情報もほとんどがこの2誌から入手するしかなった時代に、ショップ
が独自に情報提供するための本を製作したのです。
製作の目的は、今で言うカタログ販売だったのでしょうが、マニアにとってはパーツを
購入するためだけではなくパーツのディテールを知ることのできる唯一の本でもありま
した。
しかし、昨今のインターネットの普及によりリアルタイムで情報が入手できるように
なりトモダサイクルのパーツカタログは「BENRY]の完売を最後にその役割を終え
ました。
パーツカタログとは言えないものですが、「ベロウ」というショップが発行していた
パーツプライスリストも重宝したものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/dc/3066bcbf6e97d2476f3af0c752688fac.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/71/0ebac7849d1b8fbac6df2a723fede13d.jpg)
こちらは、パーツの価格が表示されたものです。
西の「トモダサイクル」、東の「ベロウ」といった感じでした。
ショップのパーツカタログ、パーツリストは、そのショップの販売価格ですからワン
プライスです。しかし、出版社が出版するパーツカタログは、標準的な価格を表示しな
ければなりません。今でもそうかもしれませんが、ショップから価格を聞き取り価格
掲載につなげたそうです。
編集後記に苦労談が書かれていました。
また、当時は2年に一回の出版でした。それはかなりの手間を掛けて出版することが
大きな負担であったのかもしれません。
今や毎年モデルチェンジ、マイナーチェンジされる自転車関連商品をリアルタイムで
知ることができる時代です。ネットを通じて価格比較も容易です。
しかし、「本」という形でページをめくりながら様々なパーツを見比べるのはやはり
捨てがたい趣です。
今年もパーツカタログを購入し、本棚に揃えておきたいと思います。