メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Novembre の The Blue

2008-01-20 21:39:46 | メロディック・ハード
イタリアのメロディアスなゴシック・メタルバンドの7作目。

作風は暗く、メランコリックでメロディアスだ。
Sentencedを思い浮かばせる。
耽美的なシンセをベースとし、ゆったりめなリズムに絶え間なくリフが切り刻む。
アルペジオを効果的に使い、重いだけでない軽快さも併せ持つ。
そして全体を覆う叙情性。
Sentencedのようなダミ声でなく、クリアな声だが、デス声も混じる。この辺りがOpeth的か。
そういや、Amorphisもクリア声とデス声を使ってたっけ。

楽曲は総じてメロディアスだ。
プログレッシヴな音空間の広がりがある。
プログレと言っても、重低音のリフがあったり、メロディック・ハード的なギターソロがあり、現代調だと思う。

7曲目の“Iredenscence”は、静と動がうまく生かされ、暗いながらもじわじわと盛り上げ、静かな感動を呼び起こす。
クリアボイスで美しくもの悲しく構築した世界観を、デス・ボイスで攻撃的に破壊するさまにゾクゾクする。
他にもピアノやアコギを取り入れたり、不協和音を使ってる曲がある。凝っている。

イタリアというより、北欧っぽい。
よく練り上げられた、素晴らしいアルバムだ。
全体的に同じトーンではあるが。。


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