メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Dream TheaterのImages&Words

2006-10-09 21:13:18 | メロディック・ハード
Dream Theaterは、私がHR/HMに復活するきっかけとなったバンドである。
このバンドに出会わなかったら、今の私はいなかっただろう。
私の中で最重要な位置を占めるバンドである。
ブログのメロディック・ハードが100回目となったので、原点であるDream Theaterを書いてみる。

元々Rushが好きだったので、RushのレビューにDream Theaterのことが書かれていたので、それならと軽い気持ちで聴いてみた。
すると、高度なテクニック、テクニックに溺れずにしっかりとメロディラインを作り、キャッチーさも忘れないサウンドに驚いた。
完璧じゃないか!!

「Images&Words」は、「Metropolis Pt.2」の次に聴いたアルバムである。
1曲ずつ独立しているので、他のアルバムと比較しやすい。以降、HR/HMを聞く上での礎石となっている。
他のアルバムと比べると、断然聴きやすい。
それは、キーボーディストのケヴィン・ムーアの存在によるのだろう。
彼は、テクニックよりもメロディ志向だ。
4曲目の“Surrounded”は全アルバム中1番POPで、しかも私の好きな曲だ。
内容を押し込めすぎずに、オーケストレーションをフューチャーし、曲の展開で聴かせる。
私は“Surrounded”があるために、ふっと力を抜くことができ、次の緊迫感のあるプログレ的な“Metropolis-Part1”がじっくり聴けると思う。
この、強弱、静と動の対比が絶妙なアルバムなのだ。

ヘヴィーとされる1曲目の“Pull Me Under”や“Take The Time”にしても、印象的なサビやキャッチーさは失われていない。
スピードやヘヴィネスに頼らなくても、ガーッと盛り上がるHR/HMがあるという、良いお手本だ。

後半は、その後のDream Theaterの方向性を示している。
以前はあまり好きでなかったが、Octavariumを経て聴いてみると、本当の魅力は“Under A Glass Moon”にあると思う。
「Score」に選ばれるわけだ。
ヘヴィーなリフの上に乗る、なめらかなギターソロ。高度なテクニックをいともあっけなくこなしてしまう。

が、“Under A Glass Moon”にしても、ケヴィンのキーボードソロが入ると、がらっと雰囲気を変え、とっつきにくい曲が親しみを持って近寄ってくる。
ここでも、ケヴィンの存在が聴く者を離さない。
ともすれば、技巧集団に走ってしまうDream Theaterが、広い層にアピールし、誰もを満足させる素晴らしい作品に仕上げている。絶妙なバランスがある。

音質があまり良くないため、マイク・ポートノイのドラムス魅力が薄れているし、ジョン・マイヤングのベースもあまり聴き取れないのが残念。
が、ジェームズ・ラブリエのボーカルが、時に甘く、時に激しく歌い上げているのがいい。
ジョン・ペトルーシのギターはやや抑え目かな。本当はもっとソロがほしい。

個人の資質よりも作品の出来を選んだためにできた、奇跡的なアルバムだ。
全曲素晴らしい。その中でも“Another Day”は真っ先に好きになった。
プログレがかったHR/HMの入門として最適だろう。


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
MTV (虹象)
2006-10-10 00:00:22
このアルバムで彼らを知りました。

当時アメリカにいたんですがMTVで頻繁に流れており、

グランジ全盛期に光を見た思いでした
返信する
グランジ全盛期でしたか (massh@まー)
2006-10-10 21:54:18
92年の作品ですよね。

そっかぁ~、そんなに話題になってたのね。



93年に発表された、RushのCounterpartsでさえ、グランジの影響が見られたのに、突如プログレメタルが出現したのは、画期的だったでしょうね。



その後、Dream Theaterの流れが北欧に移ったのがおもしろいです。
返信する
ラップ (虹象)
2006-10-11 00:18:33
当時はラップかグランジ(シアトル系)全盛期。

HR/HMは91年にメタリカ(ブラックアルバム)と

オジー(ノー・モア・ティアーズ)が最後、

暗黒の時代に突入していきました・・・。



4年間のアメリカ生活で一番辛かったのが音楽。

メタルが無い・・・、誰もレインボーを知らない!

金髪に飽きた・・・、等々。(笑)



帰国したら日本がラップ・ブームに・・・。

しかも茶髪だし・・・。
返信する
ラップ (massh@まー)
2006-10-12 00:26:11
ラップ全盛時は、虹象さんにとってツラい時期だったのね。

何であんなのばかりはやったんでしょうね。



私は細々と聴いていた洋楽で聴く音楽がなくなり、J-POPを聴いてました。

ダンスやHIPHOPを聴くほど柔軟じゃないし。



日本に帰ってきたら状況がすっかり変わっていたのは、悪夢のようですね。

今は5年前よりも、さらにHR/HMコーナーが減ったみたいなんですけど。。
返信する
こんにちわ~ (ゴッド@ティコとブライアン)
2006-10-16 13:04:11
先週相当このアルバムを聞いたのですぐくいつきました。

やっぱり好きなアルバムです。



PS:フェアウォーニング行ってきましたよ!
返信する
フェア・ウォーニングいいな♪ (massh@まー)
2006-10-17 00:09:22
ゴッドさ~~ん、やっぱり好きなアルバムでしたか。

このアルバム好きな人は多いよね。



フェア・ウォーニングはどうでした?

ハイパフォーマンスを見せてくれたでしょうね。
返信する

コメントを投稿