メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

クラブW杯決勝 A.Cミラン-ボカ・ジュニアーズ戦

2007-12-16 22:02:52 | 中村 俊輔
いや~すごい、今夜のミランは。
一切手抜きなし。
浦和の時に見られた、中盤で速度を緩め、チャンスと見た時に
初めて一気に仕掛けるといった経済運転はせずに、前へ前へパスを出し、
それをカカやセードルフが拾ってチャンスメークしていた。

カカがこの日もやってくれた。
シュートを打ち、ブロックされると、それをものすごい速さで拾い、
瞬間的にインザーギに横パスし、先制点をお膳立て。
シュートをブロックされると、普通はボディバランスを崩し、自分で拾うなんてこと不可能なのに、
まるでリバウンドボールをもらうかのように、
ブロックを利用したかのように、
すぐさま次の動作に移したのがすごい。
さらに、インザーギの位置が初めからわかってるかのように、姿を見ずにピンポイントパス。
インザーギは流し入れるだけでオッケー。
完成された攻撃だったと言えよう。
インザーギも、うまく裏に抜け出してフリーで待ってるものだ。
この日の決定力もすごかった。

さらに、浦和戦での、坪井が振り切られたのと同じ場面では、
今度はパスを出さずに自分が打ち、GKの直前でワンバウンドさせる、技ありシュート!ゴール!!
あのスピードとキレでは、誰も止めることはできない。
ファールでのみ止められるだけだ。
いちいち凄すぎて、すべてのシーンに歓声を上げ、うなってしまった。

今夜のミラン出来はものすごかった。神がかっていた。
あの、ボカ・ジュニアーズ相手に、ラスト15分は、余裕のボール回し。
時間稼ぎかなと思いきや、チャンスがあると狙う、狙う。
カフーから一体何回チャンスが生まれたんだろう?
チャンスメーカーはカカだけじゃないという、恐ろしい事態を招いていた。
また、このボール回しが、ダイレクトで、体を反転させながらスピーディに出すから
ボカなのに全くボールが奪えない。
熟練した選手達にによる、華麗な競演だった。

本当にいいものを見させてもらった。
日本のファンである私たちは、幸せだ。
ミランの試合の中でも、これほど出来のいい試合は珍しいんじゃないだろうか?完勝だった。

今は、勝利の余韻を楽しんでいる。
本物のサッカーとは、こんなにもエレガントで、力強いものだったのだ。
4-2という、点の多く入るサッカーは楽しい。
最高の決勝だった。

ところで、浦和の3位決定戦は見ていなかったけど、3位という結果はたいしたものだ。
Jの再燃がなされる予感がした。