メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

House Of LordsのWorld Upside Down

2006-06-17 20:43:39 | メロディック・ハード
W杯ばっかり見てて、音楽聴く時間がない~~っ!!
でもブログ更新しなきゃってことで、聴いてみました、House Of Lords。
これがとっても良い!

アメリカのHRバンド、House Of Lordsは88年にデビューし、92年に一旦解散している。
それが2004年に再結成され、今回は再結成の2作目である。

もともとはグレッグ・ジェフリアのバンドだったそうだ。(暗黒期でわからん)
グレッグといえば、Angelだよね~。ルックスがとにかく最高で、キャッチーなハードポップをやっていた。
その後作ったGiuffriaは、美旋律って噂は聞いていたが、実際には知りましぇ~~ん。

ということで、何の先入観もなく、初めてHouse Of Lordsを聴く。
1曲目の“Mask Of Eternity Overture No.1”はバロック調の壮大+メロディアスで琴線に触れまくり!!
その後の作品は、80年代の産業ロックを匂わせながら、シンフォニック性があって広がりがある。
4曲目の“Field Of Shatterd Dreams”は、哀愁あるスパニッシュなアコギから始まるバラードで、ドラマティックだ。
ジェイムズ・クリスチャンのハスキーヴォイスは、甘さが15%あって気持ち良く聴ける。

80年代サウンド復活組は、最近リリースした中では「Survivor」がいるが(あれっ、まだレビュー書いてなかったっけ?そのうち書きます)House Of Lordsが断然勝っている。

5曲目の“I'm Free”は、中近東風味のHRが心地いい。Angelにもそんなような曲があったなと思い出した。
続く6曲目の“All The Pieces Falling”はアコギをベースに、甘く切なく迫る。
ギターソロがまたメロディアスで、80年代Rock/Popsを愛する者ならたまらないだろう。
雰囲気はCheap Trickの“Voices”のようだ。

特にむずかしいことをやっているんじゃなく、メロディ本来の持つ楽曲の良さと楽しさで勝負している。
シンプルでありながら、印象に残るメロディ。
バラエティに富む楽曲で、何が飛び出すか楽しみになる。

HARDなPOPでありながら哀愁のある曲もこなしてしまう。飽きさせない。
このサービス精神満点なのが、House Of Lordsの最大の魅力だろう。

ひとことだけ。
9曲目の“Your Eyes”は大好きな曲だけど、サビがHeartの“Alone”に聴こえて仕方ない。