メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Loreena McKennitのthe mask and mirror

2006-06-29 22:11:15 | メロディック・ハード
W杯の、準々決勝前の中休み。
音楽をちょっぴし聴いてみる。

本日選んだのはLoreena McKennit。
「the mask and mirror」は、94年発表の5作目だ。
メインは美声の女性ボーカル。ケルト音楽そのものとしか聴こえないのに、カナダ・オンタリオ出身だというから、驚きだ。
それもそのはず、1970年からずっとケルト音楽を運命の音楽ととらえ、中世期やそれ以前の音楽をも取り入れて製作しているのだ。

中近東にもあるような、ゆったりしたサウンドに、Loreena McKennitのケルティック特有の高く澄んだ混じりのない美声。
その声は、神々しく輝いている。張りがある。
ケルトと言えば、Meavさんの澄んだ声に驚いたけど、Loreena McKennitの声も同じようにいい。
Within Temptationのシャロン嬢の声にも似ている。

サウンドは、バウロンのような中低音で響く打楽器がドラムス代わり。
もちろん(この場合は)騒がしいシンバル音はない。
それにシンセが加わり、Enyaのような奥深さを感じさせる。

曲によって、ヴァイオリンやカスタネット、アコーディオン、アコギ、グレゴリアンが入る。
土着的な音楽は、ブラックモアズナイトにも聴こえる。

美しい声に癒される。
時代を超えた音楽に、凛とした強さを感じる。
商業主義などひとつもないのに、全世界で聴かれている事実が胸を打つ。