東京ナイト

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映画「冬の小鳥」

2011-02-22 23:16:35 | 映画
今日は会社を早めに出て名画座で映画。

韓国・フランス映画の「冬の小鳥」。


舞台は1975年のソウル郊外の孤児院。
9歳の少女ジニがとつぜん父親に連れてこられ、そのまま預けられてしまう。
途方にくれるジニ。

最初は施設に馴染めず反抗を繰り返しては、いつか父親が迎えに来てくれることをただただ願っている。
しかし迎えはやってこない・・・。

次第に同じ境遇の孤児と心通わせるものの、その友達も養女として引き取られ、離れ離れになってしまう。
ジニは、父親が迎えに来る時のために施設を離れまいと決意しているが・・・、という映画。

実際に韓国から養子としてフランスに渡ったウニー・ルコント監督の実体験から生まれた作品との事。
この映画は、主役の少女の表情につきる。
ほとんど笑顔を見せず、あまりしゃべることも無く、でも観客の心をつかまなくてはならない。
この難しい役を映画初出演の少女が見事に演じている。

小さいけれど世界で大切なことの本質をぜんぶ悟っているような少女を、これまでいくつかの映画で見てきたが、彼女もその一人。
なかなか切ない映画でした。

同時上映は、台湾を舞台にした日本映画「トロッコ」でしたが、こちらは何が言いたいのか良く分からない映画。
まずはもっと短くしないと・・・。

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