本は「ガンジス川でバタフライ」たかのてるこ・著。
本を整理していて「捨て候補」の一冊だったけど、気になって読み返してみた。
すごく面白い。捨てなくて良かった。
2000年に刊行されている本なんだけれど、実際は90年代前半、大阪出身の女子大生が香港、シンガポール、インドなどをひとり旅した時の旅行記。
典型的な大阪キャラで、お調子モンと周りの友人達には思われているけど、実は小心者でひとり旅なんてもってのほか。
でも、卒業前にそんな自分を変えたくて旅に出ました・・・、とある意味「よくある話」なんだけど、著者のキャラと行動力が突き抜けていて、凡百の旅行記とは全く違う印象。
海外の街角で言葉も分からずまごまごしていて、ひょんなきっかけから現地の人とコミュニケーションが取れた時、スイッチが入ったみたいな、はじけっぷりは本当に痛快。
カンフーの物真似や変顔など、言葉が通じないなりに、工夫して笑わせて、周りの人たちと「ともだち」になってしまう。
その瞬間、「怖い外国人」としか思えなかった人たちが、「ひとりの人間」として見えてくる。
そうした変化を体験することが旅の醍醐味なんだと教えてくれる。
なんだか、また旅に出たくなる気にさせる一冊。
ちなみにタイトルにもある「ガンジス川でバタフライ」。表紙の写真にもなっているけど本当に泳いでいて、なんだかそのバカバカしい弾けっぷりが彼女の真骨頂。
気持ちよく笑わせてもらいました。
オススメ!
本を整理していて「捨て候補」の一冊だったけど、気になって読み返してみた。
すごく面白い。捨てなくて良かった。
2000年に刊行されている本なんだけれど、実際は90年代前半、大阪出身の女子大生が香港、シンガポール、インドなどをひとり旅した時の旅行記。
典型的な大阪キャラで、お調子モンと周りの友人達には思われているけど、実は小心者でひとり旅なんてもってのほか。
でも、卒業前にそんな自分を変えたくて旅に出ました・・・、とある意味「よくある話」なんだけど、著者のキャラと行動力が突き抜けていて、凡百の旅行記とは全く違う印象。
海外の街角で言葉も分からずまごまごしていて、ひょんなきっかけから現地の人とコミュニケーションが取れた時、スイッチが入ったみたいな、はじけっぷりは本当に痛快。
カンフーの物真似や変顔など、言葉が通じないなりに、工夫して笑わせて、周りの人たちと「ともだち」になってしまう。
その瞬間、「怖い外国人」としか思えなかった人たちが、「ひとりの人間」として見えてくる。
そうした変化を体験することが旅の醍醐味なんだと教えてくれる。
なんだか、また旅に出たくなる気にさせる一冊。
ちなみにタイトルにもある「ガンジス川でバタフライ」。表紙の写真にもなっているけど本当に泳いでいて、なんだかそのバカバカしい弾けっぷりが彼女の真骨頂。
気持ちよく笑わせてもらいました。
オススメ!
でも、そんなとこでバタフライしたら、肝炎になるっ!!と心の中で叫んだっきり私は読んだことがないです。
若いって素晴らしい・・・。