本は「AKB48ヒストリー 研究生公式教本」。
「週刊プレイボーイ」での連載をまとめ、さらに年表やセットリストなど各種資料をつけたもの。
カラーの口絵も付いて215pもあって580円。
すごく安いけど、この価格とこの時期に発売するのは、かなり考えて設定した「戦略商品」なんだと思う。
内容は、すごく充実。
創立から時系列でそれぞれの時代を象徴するエピソードを語りつつ、「AKB48」という現象全体を分かりやすくまとめている。
2005年の創立初期、劇場にお客が入らず、ヒトケタしかいない観客の前で涙を流しながら踊ったエピソード、最初に出来たチームAの他に、チームK、チームBがそれぞれどういう経緯で作られたか、そこにどんな涙が流されたか。
また、2006年、まだ実力や人気が本物でない中、出場した紅白で、「アキバヨンジュウハチさん」と呼ばれ、「お遊戯みたい」と言われバカにされたエピソードなど、それぞれドラマチックなエピソードが語られる。
もちろん、去年の第2回選抜総選挙で大島優子が逆転勝利した事件や、じゃんけん選抜で内田眞由美が奇跡のセンター取りをしたエピソードなども語られるが、印象としては初期の話の方が強い。
まだまだ売れていなかった初期のAKB48が次第に大きくなって行くその成長過程を、新規ファンにもう一度アピールするにはうってつけの一冊。
まさに「神話」を再生産するための「戦略商品」だと思う。
国民的アイドルとなった今、劇場公演の倍率は100倍を超え、最初に標榜していた「会いにいけるアイドル」というキャッチコピーは有名無実と化してしまっている。
それでもメンバーそれぞれのブログを効果的に使ったり、大規模な握手会を開催したりしてファンとの距離感を保とうと努力はしているけれど、やはり遠い存在になってしまった感は否めない。
僕のように一度も「会ったことのない」新規ファンのため、総選挙前(6月に第3回AKB選抜総選挙があるのです)のこの時期に敢えてもう一度「神話」を語っておこうということだと思う。
という訳で、出遅れてしまった新規ファンが、AKB48という現象を追体験できる一冊。
オススメ!
「週刊プレイボーイ」での連載をまとめ、さらに年表やセットリストなど各種資料をつけたもの。
カラーの口絵も付いて215pもあって580円。
すごく安いけど、この価格とこの時期に発売するのは、かなり考えて設定した「戦略商品」なんだと思う。
内容は、すごく充実。
創立から時系列でそれぞれの時代を象徴するエピソードを語りつつ、「AKB48」という現象全体を分かりやすくまとめている。
2005年の創立初期、劇場にお客が入らず、ヒトケタしかいない観客の前で涙を流しながら踊ったエピソード、最初に出来たチームAの他に、チームK、チームBがそれぞれどういう経緯で作られたか、そこにどんな涙が流されたか。
また、2006年、まだ実力や人気が本物でない中、出場した紅白で、「アキバヨンジュウハチさん」と呼ばれ、「お遊戯みたい」と言われバカにされたエピソードなど、それぞれドラマチックなエピソードが語られる。
もちろん、去年の第2回選抜総選挙で大島優子が逆転勝利した事件や、じゃんけん選抜で内田眞由美が奇跡のセンター取りをしたエピソードなども語られるが、印象としては初期の話の方が強い。
まだまだ売れていなかった初期のAKB48が次第に大きくなって行くその成長過程を、新規ファンにもう一度アピールするにはうってつけの一冊。
まさに「神話」を再生産するための「戦略商品」だと思う。
国民的アイドルとなった今、劇場公演の倍率は100倍を超え、最初に標榜していた「会いにいけるアイドル」というキャッチコピーは有名無実と化してしまっている。
それでもメンバーそれぞれのブログを効果的に使ったり、大規模な握手会を開催したりしてファンとの距離感を保とうと努力はしているけれど、やはり遠い存在になってしまった感は否めない。
僕のように一度も「会ったことのない」新規ファンのため、総選挙前(6月に第3回AKB選抜総選挙があるのです)のこの時期に敢えてもう一度「神話」を語っておこうということだと思う。
という訳で、出遅れてしまった新規ファンが、AKB48という現象を追体験できる一冊。
オススメ!
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