東京ナイト

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「1Q84 BOOK 1」「1Q84 BOOK 2」

2009-06-03 22:03:15 | 
本は「1Q84 BOOK 1」「1Q84 BOOK 2」。
もちろん村上春樹の7年振りの長編小説でベストセラーになっている本です。



村上春樹は高校生の時に読んで以来、繰り返し読み直しています。
つい最近も「ダンスダンスダンス」を読んだばかり。

で、この新作。
なんと言うか、いかにもな「ムラカミワールド」で少しびっくりしました。
独特の文体は相変わらずなのですが、小説世界もどこかで読んだムラカミ作品のようです。

20代後半の「僕」が主人公で、特別な能力のある少女がいて、周辺の人々が少しずつ「失われていく」・・・。最初は複雑だった世界が、だんだんシンプルになって、最後はクライマックス。で、またシンプルな日常が続いて行く気配と喪失感が残る、と言う感じでしょうか。
で、もうひとつこの作品で感じたのが、過剰なまでの「性」。もともとセックスは彼の大きなテーマだったと思いますが、「つながっているのにつながっていない」という状況を説明するために繰り返し描写されます。

でも「1Q84」、別に面白くないわけではありません。むしろ最後までぐいぐい読ませます。ムラカミ的比喩も健在です。この長編には、多分続きがあるのだと思いますが、早く読みたいです。ふたり、というか三人は一体どうなっていくのでしょうか?

しかし、と思ってしまいます。久し振りの新作なので期待値が高すぎたのでしょうか、この作品を読んでいて、驚きは残念ながらありませんでした。
「じゃあ、どういう作品だったら良かったのか」と言われると返答に困りますが、少なくとも「村上春樹の最新作にして最高傑作」という作品ではなさそうなのが残念なところです。

「ほるもん倶楽部 あじくら」@渋谷

2009-06-03 01:21:55 | グルメ
今日は渋谷の「ほるもん倶楽部 あじくら」に。
先週行ったばかりだったけど、すごく美味しかったので再訪。

相変わらず美味しかったし、お店のスリランカ人の店員さんも気が利いていて良い感じ。会社の人を6人連れて行ったけど、みんな気に入ってくれたようで何より。最初はがらがらだったけど、あっという間にお客さんで満員に。美味しいお店というのは口コミ力がすごいんだね。



その後、代官山のバーに。
かっこいいお店で、僕の「変わったお酒をください」というリクエストにもきちんと応えてくれて気に入りました。名前を忘れちゃったんだけど、シャンパーニュ地方で作られた50度のお酒が美味しかったっす。