精密板金に関する塗装のマスキングについてです。
神奈川県 横浜市 丸井工業(株)専務の井手野です。
写真は1.5mmのアルミ板を使用して溶接とスポットで加工した製品に塗装をした物です。
シャーシとカバーが合わさるこの様なケース(箱)の場合、シャーシとカバーの片側の隙間(クリアランス)は約0.1~0.2mm程度です。シャーシとカバーそれぞれ表も裏も塗装をした場合、部分的に塗装が厚くなったりする事があるので0.1~0.2mmの隙間ではシャーシとカバーが少し固く入りにくくなったりする場合があります。
そこで最初からシャーシとカバーが接する面に塗装が着かない様にして、この様な現象が起こる事を防いだり塗装により電気などが絶縁されたりする事を防ぐ目的で塗装をする板金に対して部分的に塗装を付けない事を「マスキングをする」と言ってます。
マスキングは板金の塗装面だけでは無く、板金に加工されたスタットボルトやタップなども塗装が付着する事でネジやナットがしめにくくなったりもするので、電気的に絶縁したくない場合などを含めネジ部をマスキングする事があります。スタット溶接についてのブログ一覧
▲ 手の平サイズのアルミ製ケース 下側にカバーが付いている状態です
▲ 一部銀色の部分(アルミの色)がが見えますがマスキングした塗装されて無い部分です
▲ カバーを外したところ 銀色に見える部分(アルミ素地の色)がマスキングをした個所です
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