まりの膠原病、全身性エリテマトーデス、SLE日記

日焼け後の発疹、全身がだるい、蝶形紅斑、免疫異常、
関節痛、ループス腎炎、補体数値低下、抗DNA抗体数値上昇。

11。28(水) 曇 公開土太王 最終章 

2012-11-28 19:29:49 | Weblog

公開土太王 vol46 最終章 (第92話)


龍城を占領した高句麗のタムドク王は、幽州を攻める策を考えていた。
船を使って兵を移動して、後燕軍に悟られないようにし、幽州に入った。
幽州を占領した後、後燕軍と北魏軍を挟み撃ちにする作戦を立てたのである。


タムドク王:動揺しているのは後燕と北魏のほうだ。
      ここで抵抗する隙を与えてはならぬ
      少しでも早く幽州を抑え、龍城に戻ってこい

モドウヨン将軍:挟み撃ちにすれば、敵は大きく慌てて勢いを失います。

ユリ副将:ウンシム副将以下、天軍の兵たちが命を落としました。
     幽州を占領した敵軍がこちらに向かっています

タムドク王:幽州に残っている敵兵は?

偵察兵:北魏軍1万が城を守っています。

ファンフェ大将軍は今すぐ軍船で幽州に向かえ、急げ時間がない

ユリ(元契丹の女兵士):案内人が必要でしょ私も行きます


龍城に到着した後燕と北魏の連合軍。

コウン:馮跋将軍(フンバイチャングン)そう簡単には龍城を取り戻せぬぞ。

馮跋将軍:分かっております。高句麗軍は籠城戦で力を見せます。

     それにタムドクは傭兵術に長けています。
     どのような奇策を講じてくるか

コウン:ますは偵察兵を送り、龍城の周辺を徹底的に探れ
    高句麗軍がどう動くか把握した後策を考えよう

    城を取り戻す以外、今は何も考えるな

    今や、我が軍は籠城戦になっても十分に勝てる状況にある


一方、龍城のの高句麗軍。

タムドク王:伏せ兵を置けそうな場所を城の外に探しておけ、

ヘモオウル将軍あえて危険を犯してまで兵を城から出すのですか

タムドク王:都である龍城を手に入れたとはいえ、後燕の領土に違いない
      各地で後燕のために援軍が動いている
      北魏の大軍まで加勢しているのだぞ

      都を抑えたと言って重要なことを忘れるな

      コウンを捕まえることだ。この戦での真の勝利はないと思うがよい。

      コウンと主な武将たちを捕まえることに全力を挙げねばならぬ。

後燕と北魏の連合軍。

馮跋将軍:ここから龍城までは3日の距離です。
     敵は我らの動きをつかんでいるでしょう。

ユジョン:今は龍城を攻めるより方法はありません

コウン:攻める前に偵察兵を送り、敵の動きをとことん調べよ
    さらに龍城に残っている兵と接触せよ

部下:捕虜になっている兵を脱出させ、城内を混乱させます


龍城の高句麗軍。

タムドク王;兵の置けそうな場所を見つけたか

チョンミョン:4箇所ほどありました。

       後燕軍を追い込めそうな場所も見つけました。

タムドク王;コウンは周到な奴だ。中途半端ではこちらがやられるぞ。

      敵軍の動きは?

偵察兵:速度をあげて龍城に向かっています。あと3日で到着するかと

タムドク王;ファンフェ将軍たちは?

偵察兵:明日には幽州には到着します。

タムドク王;慕容雲(ボヨウン)と馮跋将軍(フンバイチャングンは全軍で龍城を取り戻そうとするはず

      大将軍が幽州を占領して後燕の後方を討つまで龍城を守り抜くのです。

      待ち伏せをして退却する慕容雲を捕まえる

      モドウヨンとカルサムは、死力を尽くして龍城を守り抜け。


後燕と北魏の連合軍

伝令:幽州城が再び高句麗軍に奪われました。

馮跋将軍:どうやって高句麗軍は幽州に?

コウン:もしや船を使って幽州に向かったのか

伝令:幽州に着くや民の協力を借りて城門を開けさせて夜襲を
   城を守っていた北魏の兵は戦死または捕虜に

馮跋将軍:もし奴らが幽州から龍城へ引き返せば、我が軍は前後を高句麗んい挟まれることに

ユジョン:陛下、何か策を立てねばなりません


部下:高句麗軍は大軍とみてよいでしょう。

   そうなると、龍城にいる兵は少ないはず

   早急に龍城を落とせば、戦況を有利に変えられます

コウン:すぐに兵を動かす準備を整えよ
    隙を与えずに龍城を攻める。そして3日以内に落とすのだ
    そうしなければ我らに残るのは死のみである

馮跋将軍:休みなく攻めます。


龍城の城外の伏せ兵と共にいるタムドク王。

タムドク王:周囲に目を向ける余裕がなくなった証拠だ

部下:城を守り抜けるでしょうか

タムドク王:十分に守り抜けるはずだ
      後燕の民も力を貸してくれている

ヨソッケ:後燕の民の協力を得て龍城に入る抜け道も確保しました。

部下:ノサと天軍が密かに動いています。


タムドク王:(ファンフェ)将軍たちは?

部下:武具などを軽くして急ぎ移動してくるので明日の昼過ぎには到着します。

タムドク王:では、攻撃は明日だ。

ヘモオウル将軍:作戦通りにですか?

タムドク王:状況からして後燕は明日にも全軍で攻めてくる。

      私はファンフェ大将軍と合流して守りが手薄な後方から後燕を急襲する
      皆は後燕の指揮部隊が退却し始めたらおびき寄せて一網打尽にせよ
      明日が最後の決戦になる。
      いかなる失敗もゆるされぬぞ。
      見張り以外は全兵を休ませておけ

コウン:一日経っても何の連絡もない。高句麗軍に慌てた様子もない。

馮跋将軍:我らの動きをすべて知られたのでしょう


ユジョン:休みなく移動した後、攻撃を続けてきました。
     これでは兵の士気も落ち何の成果もありません。

コウン:このままでは、前後から挟み撃ちにされるだけだ。

    兵を残す必要はない。全軍で総攻撃を仕掛けよ。

伝令:後方から高句麗軍奇襲攻撃を仕掛けてきました。

馮跋将軍:なぜ高句麗軍が城の外にいるのだ
    幽州からはまだ到着していないはずだ

コウン:敵は我らが全軍で城を攻めるのを待って伏せ兵に奇襲を仕掛けさせた
    我らが到着する前に城を出ていたのだ

馮跋将軍:我らだけでは、後方から来る高句麗軍に勝てません
     全軍は城攻めの真っ最中です。我ら指揮部隊を守る兵が圧倒的に足りません。

ユジョン:今になって退去しては鮮烈が崩れるだけです。
     指揮系統も乱れ兵を統制できません。

コウン:我らが捕まれば負け戦になるだけだ。

    タムドクの狙いは連合軍ではない。我ら指揮部隊だった。
    人数が減るのを待っていたのだ。

ユジョン:では、どこへ退却するのですか

コウン:高句麗軍が道をふさいでいるだろう

    タムドクの策が読めたぞ。
    我らを渓谷に誘い込む策だ。

馮跋将軍:その渓谷までなら近道があります。

コウン:逆に奇襲を仕掛けてタムドクを捕まえよう。
    これは天が与えた最後の機会だ
    険しい坂道だ。急いで移動するぞ


渓谷に誘い込むために、待ち伏せして、捕まるような策を立てたタムドク王。
(渓谷に着いたヨソッケは縄をほどき)

ヨソッケ:なめるなよ。ひざまずけ(馮跋将軍:ブンバイショウグン)

コウン:待っていたかのようだな。

タムドク王:お前と私で片付けねばならぬ問題があるだろう。

コウン:どちらか一方が死んでこそ片付く問題だ
    今日ここで恨みを晴らす

タムドク王:独りよがりはよせ

コウン:最後まで愚弄するか

タムドク王:武将が剣を握るのは己の名誉と共に守るべき家族と国があるからこそだ。
      だが、その一つでもお前にあるといえるか。

      お前の父ケヨンスは夢見る国のため私に剣を向けた。
      妹トヨンは高句麗と百済の戦を止めようと剣の犠牲になった。
      だが、2人の想いなどお前には、とうに忘れ復習しか頭にない。
      だが、お前は決して私には勝てなぬ

タムドク王:最後まであがくか

ユジョン(北魏の将軍):なぜ高句麗の王は我らを殺さぬのだ。
            ましてや、牢屋ではなく使臣館に留め置くとは

ユジョンの弟(将軍):私にも真意が測れません

ユジョン殿、王様のお越しである。

タムドク王:北魏の使臣ユジョン殿。高句麗を甘く見ていたようだな

ユジョン:違います。王様。どんどん強くなる高句麗を恐れていたのです。
     後燕との同盟は実利を得るために致し方なかったのです。

タムドク王:だからと言って高句麗を敵に回した言い訳にはんらぬ。
      このまま、北魏を討つこともできるのだぞ
      今ここには20万の高句麗軍が構えている。
      後燕に陣を置いて攻め込んだとして、今の北魏が高句麗に勝てると想うか

ユジョン:我らが浅はかでした。
     どうか我らと北魏の愚挙をお許しください。

このとおり考えがたりませんでした。
どうぞお許しください。

タムドク王:北魏への処分は、余と将軍たちで十分に検討して決定する。
      このまま北魏に攻め込むか、それとも和親かを検討する
      待つがいい。


着替えの着物を持ってきたソルチ。

コウン:なぜ罪人を縛らぬのだ。

ソルチ:王様のお心が分かりませんか
    王様は一度もコウン様を恨みませんでした。
    むしろコウン様の心の傷を、ご自身のせいだと悩んでいました。

    マルガル族の者として王様の命を狙いました。
    タムマン王子様が亡くなったときも私が手引きをしました。でも王様はすべてをお許しになった
    高句麗と民を想えばこそ敵を作るよりも、すべてを受け入れようとされたのです。
    ビリョ、マルガル、新羅、そして百済も。

    もし、違うと言うのなら、より誓近い存在だからです。

    コウン様は、王様にとって一番近い民だったのです。
    友であったはず。

    王様はもう友を失いたくないのです。
    王様のお心から目を背けないでください。


着替えてタムドク王に会うコウン。

コウン:なぜ私を殺さないのですか
    私はずっと王様を恨んできたのです。
    王様も私と同じ思いのはず

タムドク王:もちろん恨んでいる。私も人間だ。
      何度も私を裏切り、剣を向けてきたお前を何度も恨んできた。
      命を落とした多くの民と兵たちを思うと、怒りではらわたが煮えくり返った
      恨みや怒りでは何一つ解決しないのだ
      それらの感情を乗り越えていくしかない

コウン:勝者の傲慢ですか
    自分の懐が深いのだと見せつけたいのですか
    今回は天が王様をひいきしただけです
    天が公平ではなかただけです

タムドク王:そうかもしれぬ。だが、天の選択には理由があるものだ
      なお勝敗にも理由がある
      お前が決して皇帝になれぬのにも理由がある

コウン:私が負けて当然だというのですか

タムドク王:王たる者は民と同じ夢を見るべきなのだ
      コウン、お前には命をかけてでも成し遂げたい民への想いがあったか

タムドク王:余にはある。父を、母を、そして兄と妹、多くの武将を失ってきた
      だがそれでも譲れない大切な民がいた
      お前にはそのような民がいるか

      余は最初から民が抱く夢を成し遂げようとしてきた
      その中で、お前という友を失いもした。
      だが引き替えに、民は希望を抱くようになった
      また同じ状況でも余は同じ道を歩むだろう
      まだ分からぬか

コウン:今更、王差に許しは請いません。
    不要な命乞いなどもしません。
    願うのは一つです。
    愚かな私は、己が道を間違えたとしりつつもこどることができなかった
    その私に気遣いはもう結構です。

タムドク王:そのことなら案ずる必要はない。
      お前は余の下に戻るからだ。

コウン、後津燕の新たな王になるのだ。

タムドク王:お前は偉大なる高句麗の魂を受け継いだ高句麗人だ。
      元の名に戻って後燕の皇帝となり、民のために善政を行うのだ。
      そして余と同じ夢を抱き、この広き世を共に駆けようではないか
      よいか、お前に与えられた最後の使命だ。

コウン:王様の命に従います。

---
407年
公開土太王は、後燕の都である龍城と現在の北京である幽州の一帯を占領
刺史(チャサ)という役人を置き高句麗の地とした。
また、後燕を完全に服属させ新たな皇帝としてコウンを就かせた。
これにより後燕との長きに渡った対立が終わり、後燕は高句麗の属国となった。
そして王は堂々と高句麗に帰還した。
---




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11・28(水) 曇 公開土太王 第91話-4

2012-11-28 11:39:07 | Weblog
高句麗軍が龍城に移動する間、囮になる天軍とユリ(元契丹(コーラン:ビリュ)の女戦士)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11・28(水) 曇 公開土太王 第91話-3

2012-11-28 11:33:36 | Weblog
龍城を攻める高句麗軍

民の助けを借りて、城門を開く

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11・28(水) 曇 公開土太王 第91話-2

2012-11-28 11:31:05 | Weblog
龍城を攻める高句麗軍

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11・28(水) 曇 公開土太王 第91話

2012-11-28 11:27:45 | Weblog
高句麗軍の龍城攻め


公開土太王 vol46 第91話

北魏の使臣・ユジョンは、この後も同盟を維持するになら、高句麗に奪われた幽州を北魏に譲るれという申し出をした。
新たな申し出に、後燕の皇帝・慕容熙(ボヨウキ)は、同盟を破棄して、ユジョンと援軍に連れてきた北魏の兵を武装解除した。
この状況では、高句麗との戦が不利になると考えた馮跋将軍(フンバイチャングン)は、慕容雲を皇帝にしようとする。
そして、慕容雲に皇帝になるよう説得するのであった。
高句麗のタムドク王の復讐に燃える慕容雲(コウン)は、復讐のチャンスだと喜び、皇帝になることを承諾する。
そして、急ぎ軍を立て直すために、馮跋将軍(フンバイチャングン)に指示するのであった。


コウン:馮跋将軍(フンバイチャングン)は急ぎ龍城を掌握するのだ。
    ウオンボンは至急ユジョン殿を救うのだ。
    北魏の陣営に行き、なだめるのだ。
    皆肝に銘じよ。ことはすべて速やかに進めねばならぬ
    皇帝の座には、この混乱を鎮めた後就こう

    ついに天が私に機会をくださった
    必ずやタムドクを討ち後燕を再起させてみせる


馮跋将軍:軍の中心人物のうち慕容熙(ボヨウキ)に従うものは皆始末したか

慕容熙(ボヨウキ)の部下:将軍、何の真似ですか?
           陛下に逆らえばただでは済みませんぞ

馮跋将軍:仕える主君を誤ったな。

コウン:なぜ私(コウン)を皇帝にした?と、問うコウン。

馮跋将軍:私にとって最後の主君は、先代皇帝である慕容宝様です。
     やっと恨みを晴らし、養子である慕容雲殿を皇位に就けられる
     死んでも悔いはありません。

ユジョン:私を助けてくれたのは慕容雲殿どのか?

馮跋将軍:後燕を率いていく新しい皇帝陛下です。

ユジョン:どういうことですか?

馮跋将軍:一夜で世は代わりました。

北魏の使臣・ユジョンに、コウンは。

コウン:北魏と後燕のより固い同盟だ。
    ユジョン殿への仕打ちは朕が重ねてお詫びする。
    それから誓って言うが後燕が先に同盟を破ることはない

ユジョン:ならば幽州の地はどうするのです?

コウン:北魏の望み通りに。その代わり北魏は強固な同盟で後燕を支援して欲しい。

ユジョン:しばし、考える時をください。


コウン:高句麗の動きは?

部下:ありません。
   ですが昨夜の出来事は宿軍城まで届いたでしょう。
   いつ高句麗が動くか分かりません

   このまま宿軍城を取り戻し、タムドクを阻むべきでは?
   今すぐ動かねば期を逃してしまいます。

コウン:宿軍城よりタムドクを消すのだ
    後燕の地で奴を討てばすべて我らの思うままになる。

    北魏の助けがあれば不可能ではない。
    エサで釣った故必ず後燕を助けるはずだ

    国を守るためには犠牲も甘受せねば

    2歩進むために、1歩退くのだ

タムドクの部下:龍城で謀反が起きた後、慕容熙(ボヨウキ)が死んでコウンの奴が後燕を掌握したそうです

     ならば真っ先に幽州を攻める可能性が高いのでは?

     私もそう思います。王様を助けに行かないと

ファンフェ大将軍:王様はすでのご存じだろう。
     これは、後燕の内紛を図った王様の策が功を奏したのだ。
     だが、我らが予想していたより事は大きくなったがな

部下:コウンは慕容熙(ボヨウキ)より慎重でで知略に富んでいます。
   奴が後燕を率いれば我らにとって不利では?

ファンフェ大将軍:王様はすでにコウンの考えを越える策を用意しただろう

コウン:ユジョン殿、考えは決まったか?

ユジョン:陛下のお言葉に従いましょう

コウン:それはよかった。後燕と北魏の同盟は長く続くだろう

ユジョン:はい、私もそう信じております。

コウン:では、急ぎ北魏に伝令を頼む
    後燕と北魏で幽州を攻めると
    必ずやこの手でタムドクを討ってやる

ユジョン:我ら北魏も同じ気持ちです。
     使臣館に戻り次第、北魏に伝令を送ります。

伝令の文により。

タムドク王:慕容熙(ボヨウキ)が死んだそうだ
      コウンが後燕の朝廷を掌握した

      より執拗に高句麗の隙を狙わせてこそ我らに勝算が生じよう

部下:隙を狙わせるとはどういうことですか?

タムドク王:コウンが謀反を起こしたのは、慕容熙が北魏との同盟を拒んだからだ
      コウンは再び北魏と手を組むだろう。

      北魏軍と後燕軍を集めねばならぬ

      幽州に余と高句麗の大軍がいるように見せかけて
      北魏軍と後燕軍をすべておびきよせるのだ

チョンミョン:北魏軍はなんとか防げても、後燕軍まで攻めてくればこの兵力では足りません。

タムドク王:あんずるでない。戦場はここではない故(幽州ではなく、龍城)

ソルチ:では王様は?(うなずくタムドク王)


モドウオン将軍:今から高句麗の王様が下された命令を幽州城の民たちに伝える
        幽州城の民たちはこれより高句麗兵のフリをするように

タムドク王:民が犠牲になることは決してない。
      ただの1人も戦に出すことはない故

      高句麗王である余が約束する
      民を戦にかり出すことは決してない
      そなたたちはただ兵のフリをするだけだ
      民に被害が及ぶことは決してない
      余の命令に従えば十分な褒美と食料を与えよう

民:食料だって?そうすりゃ飢えずに済む


タムドク王:後燕の民たちを戦の危険から救うためだ。

民:宿軍城の陥落後、今まで我らを守ってくれた。王様を信じます
  ああ、民から略奪しない占領軍は初めてだ

コウンの部下:北魏から知らせが届きました。
       北魏にも高句麗は脅威なので大軍をおくるそうです。

コウン:それはなによりだ。
    あとは両国の心配の種を除けばいい

ユジョン:ですが高句麗も十分に備えているはずです

コウン:だが、両国の大軍が幽州を挟み撃ちにすれば高句麗も敵うまい(かなうまい)

部下:すぐに軍を幽州に集めましょう

コウン:幽州にいるタムドクさえ討てばすべて解決するでしょう

ユジョン:私も後燕軍と共に幽州を攻めます。

コボ将軍:それでは、宿軍城の高句麗軍が龍城に攻めてくるかも

馮跋将軍:龍城は敵を寄せ付けぬ堅固な城だ.高句麗軍が一月攻めてもびくともしなかった

     それに宿軍城にはタムドクもいない。

コウン:龍城は持ちこたえても我ら連合軍が攻める際に、宿軍城の高句麗軍が我らの背後を突く恐れはある

部下:偵察兵によれば幽州に敵の大軍が集結しています。宿軍城に残った兵力はそう多くはないはず

   ウオンボン将軍たちが徹底的に備えています。
   もし、後燕の背後を狙えば敵は大打撃を受けるでしょう。

ユジョン殿。北魏軍には策は伝えたか?

コウン:部下:はい、陛下のご命令どおり、北魏軍が一足先に幽州に攻め入ります。

コウン:素早く動かねば、敵が北魏軍に気を取られている隙に後燕軍が高句麗の背後を討つ

コウン:忘れるでない。幽州は北魏のものになる。

ヨソッケ:後燕軍が、王様のおられる幽州に出陣しました。
     宿軍城の高句麗軍が後燕の背後を討つのに備え、予備の兵力まで用意しています。

ノサ副将は急ぎ、幽州にいる王様に知らせよ

王様の予想どおりなんでしょうか?

王様は必ず命令に従って動けということだった

ヨソッケ:王様のご命令なら絶対に守らにゃ。お王様はご判断を誤ったりしませんからね

タムドク王:あそこに見えるのが幽州の地だ
      今回が後燕と最後の戦になるだろう
      余と共に戦場を駆けてきた武将たちが懐かしくてならぬ

ソルチ:王様の戦は血と征服を求めるものではありません
    王様の戦は高句麗の民の夢をかなえるものです。
    いつか仰せだったように皆が平和に暮らせる。そんな国を作るためです。

ソルチ:北魏と後燕が時を置いて幽州に攻めてきたら?
    ここ幽州は北魏の近くにあります。北魏が先に攻撃を仕掛け、その後後燕が背後を討つ可能性もあるかと

部下:その場合は敵軍を誘い出し適当に攻めて退く作戦が効果的でしょう

ソルチ:それだと誰かがおとりにならねば

ユリ:北魏が大軍を率いて幽州近くに現れました。
   幽州から6里さきです

王様、私をお送りください。命をかけて北魏の進撃を遅らせてみせます

ユリ:我ら天軍が少数で、敵軍に打撃を与える策を用意しました。

タムドク王:危険すぎる。全滅を免れぬだろう。

ユリ:王様の恩情で私たちは天軍として、王様のおそばにつく光栄を得ました。
   私たちに恩に報いる機会をください。


後燕・北魏軍を対戦するため、幽州から軍を龍城に移すタムドク王


民:この一月の間、母は始めて1日3食米の飯を食べました。
 はい、うちの子たちも高句麗軍がすきで高句麗の民になりたいと
 なんとしても高句麗の力になって、なんとしてでも、王様に幽州を治めてもらいたいんです。
 王様、どうか幽州を捨てないでください。


伝令:幽州の西北で北魏軍と高句麗軍の戦いの最中です。
   (高句麗の天軍は、タムドク王が龍城に移動する時間稼ぎをするために囮となった)

コウン:高句麗の兵力はすべて動員されているか

部下:そこまでは確認できませんでした。


部下:幽州城を守る兵がいたので、高句麗王は城に留まっているようです。

部下:予想とおりです。後は我らが背後を襲うだけだな

コウン:まずは北魏の陣営に伝令を送り詳しい状況をつかむのだ

ユジョン:はい殿下。伝令を送ります。

北魏の将軍に:北魏と後燕の連合軍の動きを王様に伝えよ


時間稼ぎをする高句麗の天軍の最後が近づいていた。
ユリに、幽州の状況をタムドク王に伝令をたのむシーン。


そなたは生き延びねば。これはグル副将とヨソッケ将軍の約束だ


コウンから北魏の将軍に:今すぐ幽州城を攻めろとな

北魏の将軍:なぜ、幽州に高句麗兵の姿が見当たらぬ

      北魏軍を2日も遅らせた奴らです。なのに突然姿を消すとは

      タムドクはどこへ行ったのです?

コウン:首都に行ったのだ。龍城だ。

部下:龍城までの道には各方向に偵察兵がいます。高句麗軍を見逃すはずがありません。

コウン:船を使ったのだ。海路を使って兵を龍城に送ったに違いない

    今ごろ、龍城を攻めているだろう。

    すべての兵を龍城に移すのだ


船を使って龍城に向かう高句麗軍。

モドウオン将軍:海風のおかげですぐに着きます。

     こんな奇策を考え出すとは、さすが王様ですな。

ソルチ副将:幽州に向かう時から考えておられたのです。


宿軍城に着いたタムドク王は、ファンフェ大将軍に、幽州に行って幽州城を落としてこいと言う。
後燕軍と北魏軍は、龍城に大軍を移動しているので、幽州城には1万の兵しかいないと言う。
船で幽州まで移動して、素早く幽城を落として、すぐに、後燕軍と北魏軍の後方を攻める策を練るのであった。

タムドク王:速やかに幽州城を取り戻し後、龍城に向かい、後燕と北魏の連合軍の背後を討て

ファンフェ大将軍が船で移動して間に、龍城を攻めるのである。


龍城では:たいへんです。高句麗の大軍が南門を攻めています。

     兵が足りず門は破られる寸前です。

     何だと?どこから来た軍だ。

     高句麗王が率いる大軍です。

高句麗軍は、龍城の民の助けを借りて城門を開き、龍城を落とした。

タムドク王:では今から大将軍が軍船に乗らねば。
      幽州にいるコウンにも知らせは届いているだろう
      今頃軍を率いてここに向かっているはずだ

部下    では、空っぽになった幽州を再び攻めると?


龍城を落とした後、後燕軍と北魏軍の大軍が、龍城に移動してくる間に、
龍城の近くに高句麗軍の伏せ兵を置き、後燕軍の指揮所を襲撃する策を練る。

そして、コウン以下、後燕と北魏の将軍を生け捕りにする策を練るのであった。


タムドク王:誤った主人に仕えたせいで、ここまで来たか

部下:コウンを誤った主人だと思ったことは一度もありません。
   ただこの場にこうしている我が身が恨めしいだけです


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11・28(水) 曇

2012-11-28 08:15:27 | Weblog
今日は一日中曇りの予報です。
1月の気温で寒いです。

朝ごはんを食べました。

登校時間までお休みしています。

9時にバス通学しました。
学校では、12月の献立表のうどん見つけて喜んでいました。
友だちがラーメン見つけると、ラーメン 2枚と言っていました。

午後3時半帰宅。

カップ麺食べてお休みしました。

今日も一日中寒いです。

昼間、蛍光灯が故障して、電機店してる友人に電話問い合わせたら、どうも寿命らしい。

ヤマダ電機に行って、LED電球の付いたのを見せてもらいました。

ほとんどLED電球だそうです。

10年くらいは取り替える必要がないそうです。

展示品が4割引であったので買ってきました。

型も気に入ったので安い買い物だったかな。

値段の高いものだと、リモコンで光の色も変えることができるのです。

取り付けも簡単で、本体を外して、取り付けるだけでした。

わずか3分で取り付けできました。

晩ごはんは、カレーうどんにしました。

手が痛いと言ってないていました。手が冷たかったので温めてあげました。

寒いので、エアコン入れて、ヘイ目に風呂に入り就寝。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11・27(火) 晴 

2012-11-27 08:41:00 | Weblog
晴れです。風が冷たくて寒いです。

朝起きて、手が痛いと言って泣いていました。
しばらくして治まりました。

朝ごはんは、のり茶漬けで食べました。

9時にバス通学しました。
学校では、朝の運動がいやなようで、自分の手を嚙みました。
午後3時半に帰宅。

今日は寒いです。
カップ麺食べてお休みしています。

夕方起こして、晩ごはんはのり弁当にしました。

家ではゆっくり休めるので安心したのでしょう。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11・26(月) 雨 公開土太王 第90話-4

2012-11-26 19:53:02 | Weblog
タムドク王の策略にはまり、北魏の使臣・ユジョン将軍を尋問する慕容熙(ボヨウキ)。

コウンの策略がことごとく破れ、焦る慕容熙(ボヨウキ)陛下。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11・26(月) 雨 公開土太王 第90話-3

2012-11-26 19:40:27 | Weblog
高句麗軍の罠にはまり出陣して、高句麗軍の陣営に入り、高句麗軍の待ち伏せにあう後燕軍。

後から援軍に駆けつけたコウンの軍に助けられた慕容熙(ボヨウキ)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11・26(月) 雨 公開土太王 第90話-2

2012-11-26 19:35:28 | Weblog
幽州に進軍する北魏軍

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする