気ままに

大船での気ままな生活日誌

あじさい展&尾形乾女展 北鎌倉古民家ミュージアム

2021-06-05 09:20:44 | Weblog

おはようございます。

北鎌倉古民家ミュージアムは、庭園と建物周囲の山紫陽花が素晴らしいが、屋内のあじさい展&尾形乾女展も見逃せない。紫陽花をモチーフとした絵画や陶芸品の数々に加えて、以前、この場所で平成9年に98才でお亡くなりになるまで、絵画と陶芸品の制作をされていた六世尾形乾山の娘、尾形乾女の作品も展示されている。

あじさい展では著名な近現代画家や江戸時代の作品が並んでいる。

杉山寧 花瓶に紫陽花

中島千波 額アジサイ

小原古邨 紫陽花に雀

歌川豊国 当世十歌撰紫陽花

西丸式人 紫陽花屏風

さて、この階段を登って、尾形乾女展へ。乾女は、六世尾形乾山の娘だが、女は窯に入ることならずの時代で、女子美で日本画を学んだ。日本画家となってから、帝展に入選もしている。その大作”楽人の妻”が階段の踊り場の壁に掲げてある。

楽人の妻

風神雷神図屏風

阿弥陀来迎図屏風

朝鮮風俗図屏風

扇面お福

にらめっこ 小倉遊亀にも似たような作品がある。同世代で晩年、二人共、北鎌倉で過ごしている。交流はあったのだろうか。

乾女さん

ぼくはこの作品が好き。十二か月屏風。

もうそろそろ、山百合の季節だなぁ。

尾形乾山六世は弟子のバーナードリーチや富本憲吉に跡をつがせようとしたが実現せず、乾女も七世を継承せず、”乾山”は断絶した。乾女は、後年、60歳過ぎてから、バーナードリーチに薦められ、陶芸作品も製作するようになる。

香合各種

茶碗など

三島茶道具

父、六世乾山の主要な作品は、日本橋三越で個展を開くために全国から集められていたが、開催前に関東大震災でほとんど失った。その衝撃がもとで数か月後、世を去った。一部、残った乾女最愛の品々。

六世乾山の作品 右側の水注はバーナードリーチの作品

初代乾山の作品もいくつもある。

菱型皿

百合文角皿

交跡写杓立

庭のヤマアジサイも展覧会も素晴らしかったです。明月院の紫陽花と花菖蒲を見たあとは、ここもいいですよ。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で! さて、今日の大谷のリアル二刀流はどうかな。ノーヒッターとサイクルヒットで全世界を驚かして!これは望み過ぎかな。2勝目と16号でOKとしよう。

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