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気ままに

大船での気ままな生活日誌

玉三郎の阿古屋

2017-01-10 10:05:51 | Weblog

玉三郎の演じる”阿古屋”は、平成27年の10月に歌舞伎座の夜の部で上演されたが、(昼の部は見たのだが)、見逃していた。それがシネマ歌舞伎に取り上げられ、お正月から上映されるというので楽しみにしていた。昨日、辻堂の映画館でみてきた。

映画では、舞台の芝居だけではなく、稽古場の様子とか、舞台をささえるスタッフの仕事などが、ドキュメント映像で紹介された。これが、また面白かった。普段は余り気付かないが、大勢の方々の支えがあってはじめて、華やかな舞台が成り立っていることがよくわかる。

ナレーションは玉三郎が行ない、自身の過去や将来についても阿古屋に絡めて述べている。若き日、玉三郎の名を継承したときに、父親から、女形として生きてゆくには、あらゆる芸事に精通しておかねばならぬと言われ、実行してきたという。今回の、”阿古屋”は、舞台上で、琴、三味線、胡弓の三つの楽器を演奏しなければならないが、その頃、習っていたのだそうだ。女形の役者さんは多いけれど、これが出来るのは、玉三郎しかいないらしい。後継者の育成のこともいつも念頭においているという。

この役は、三つの楽器の演奏が出来ればいいと言うものはなく、気品や色気も必要だし、景清を想う心の内も表現しなければならず、女形屈指の大役と言われているのだそうだ。玉三郎もこの役ができるようにと目標にしていたようだ。

さて、その舞台の映像だが、歌舞伎座の一番前に座るより、もっとはっきり、仕草や顔の表情などを見ることができ、迫力満点。とにかく、玉三郎の、気品あるうつくしさには、改めて、びっくり、うっとり。琴、三味線、胡弓も見事に弾かれる。

あらすじは、平家滅亡後、鎌倉の源氏方に追われる平家の武将・景清の行方詮議のため引き立てられた、恋人阿古屋。景清の居場所を知らぬと述べる阿古屋に、代官・重忠(菊之助)は心に偽りがあれば演奏の音色が乱れるはずだとして、琴・三味線・胡弓の三曲を演奏させる。しかし、阿古屋は乱れの無い見事な演奏を披露し、解放されるのであった(サイトより)。

玉三郎は舞台に上がるときは、夢の世界に入ってゆくような気持ちになるという。観客のみなさんもきっと、現実世界をひととき離れ、夢の世界に浸りに来られるのでしょうね、と語っておられた。

夢のシネマ歌舞伎のひとときだでした。

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二日目 稀勢、盤石 横綱陣ふらつく

2017-01-10 06:05:17 | Weblog

おはようございます。

この記事は昨晩、投稿の予定でしたが、予告なく、GOOブログの不具合が長時間続き、朝になってしまいました。

昨夕の相撲。稀勢の里が、先場所から急に力をつけている玉鷲を問題なく破って、二連勝。盤石といっていい取り口だった。全勝優勝&横綱昇進に向かい、素晴らしいスタートを切った。

一方、横綱陣は盤石にはほど遠い、ふらつき。まず、鶴竜が松鳳山と対戦。土俵際の接戦で、軍配は松鳳山に上がる。物言いがついて、行事差し違いで勝ちを拾った。白鵬も、宝富士に土俵際まで追い込まれ、何とか逆転、薄氷を踏む勝利だった。そして、極め付きは、日馬富士。一旦は四つでくいとめたが、動いたとき、御嶽海が土俵際の接戦を制した。はやくも、取りこぼし。

稀勢の里、圧勝

鶴竜、薄氷の勝利。この段階でもう、死に体。負けているのでは。

白鵬ひやり

日馬富士は黒星。御嶽海、初金星。先場所の遠藤のようの存在になるかも。三日目の白鵬戦もいきそう。

勝って兜の緒を締める。全勝優勝&横綱昇進!

それでは、みなさん、今日も一日、(御嶽海のようにあばれまくり)、お元気で!

今朝の富士山 日本一!

コメント (4)
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