2016年11月16日 祇園界隈と高台寺
初日は銀閣寺で終いの予定だったが、体力と時間が多少、余っていたので、祇園へ向かった。建仁寺と高台寺辺りを考えていた。花見小路を通り、突き当りが建仁寺であるが、その手前で右に曲がった。”真田丸”で幸村の邪魔ばかりしている(京都ではこうゆう人を”いけず”というのだそうだ)織田有楽斎を諌めて来ようと思ったからだ(笑)。有楽斎の墓があり、彼がつくった国宝茶室・如庵のうつしがある、正法永源院に寄った。案内の方がいていろいろ説明してくれた。細川家との縁もあり、襖絵は細川護熙によるものである。狩野山楽による障壁画もあるが、ここでは見られない。
花見小路
正法永源院
織田有楽斎のお墓
如庵のうつし はじめ如庵は正法院につくられたが、この場所ではない。永源院と”合併”してここに移った。本物の如庵は三井に移り、大磯別邸、その後、犬山公園に移設されている。三井記念美術館にもうつしがある。
庭園には紅葉も
そして、建仁寺の境内へ。宗達の風神雷神図(うつし)や海北友松の襖絵も見たかったが、今回は紅葉がテーマなので、紅葉を探して歩いた。
建仁寺の境内を抜け、どんどん歩いて行くと、八坂の塔に出た。だいぶ傾いてきた日の光を受けて、輝いていた。
目前まで行って見上げた。囲いの板に”日本最初の宝塔”とさりげなく書いてあった。紅葉も添えてあった。
その横に巡礼通称寺。はじめて入る。八坂の庚申堂と呼ばれているらしい。
奉納された、カラフルな、くくり猿。今年は申年で賑わったことでしょう。
先へ進んで振り返ると、八坂の塔に紅葉が寄り添っていた、
清水寺からつづく通りに出て、高台寺の方に向かう。
風情のある石塀小路を横にみて。
途中で京料理をいただいて、熱燗二本つける(汗)。
お店で、高台寺のライトアップ入場券を頂いた。
ここでも”真田丸”に出ている、ねねさまの像にお参りし、夜景を楽しんだ。庭園のプロジェクションマッピングと池にうつる紅葉が見所。幻想的な風景だったが、写真では、その良さがほとんど出ていない。
そのあと、円山公園に行き、東山魁夷の絵のような、枝垂れ桜の向こうに昇ってくる月を待っていたが、雲がじゃましてみられなかった。
八坂神社の前からバスに乗り、駅前のホテルに戻った。第一日目は、よく歩いたが、3万歩で収まっていた。
(つづく)