気ままに

大船での気ままな生活日誌

京都の紅葉(7)詩仙堂

2016-11-20 16:08:08 | Weblog

2016年11月17日 詩仙堂

高校の修学旅行のときはじめて訪れた詩仙堂。その後、2,3回は訪ねているが、紅葉の時期は、今回がはじめて。叡電の一乗寺駅から歩き、途中、宮本武蔵の一乗寺下り松の何代目かをみて、さらに先を行くと、見覚えのある詩仙堂の門が見えてきた。

突き当りを右に曲がると詩仙堂。徳川家の家臣だった石川丈山の山荘で、狩野探幽が描いたという中国の詩人36人の肖像画が部屋をぐるりと囲んでいる。ここが詩仙の間で、詩仙堂の名の由来になっている。庭園も丈山の作。室内は撮影禁止なので、いきなり庭園を紹介しましょう。紅葉がちょうど見頃になっていた。

だいぶ前に、さつきの頃に訪ねたことがあるが、この紅葉にはかなわない。

それでは、庭に出てみましょう。

庭から詩仙堂の建物をみる。3階建の”嘯月楼”となっている。

ししおどし

庭園は結構広い。




かれすすき




丈山59歳から住み始め、90歳で亡くなるまで、ここで詩歌三昧の生活を送られたとのこと。素晴らしい隠居人生。

はじめての紅葉の詩仙堂。最高だった!ますます詩仙堂が好きになった。

(つづく)
 

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京都の紅葉(6)東福寺

2016-11-20 11:04:45 | Weblog

京都、二日目は、まず、JR奈良線で一つ目の東福寺へ行き、次に京阪と叡電を乗り継ぎ、一乗寺エリアの詩仙堂、圓光寺そして曼殊院を考えていた。東福寺は、毎回、訪ねているが、他は紅葉の時期では、はじめての訪問で楽しみにしていた。天気は予報通り、秋晴れ。心も晴れ晴れで、朝早くから行動した。

2016年11月17日 東福寺

東福寺へ向かう人の列は、例年より少ない。紅葉の見ごろが早まったせいかもしれない。道すがらの紅葉も素晴らしく、目を楽しませてくれる。

そして、入場前にも、東福寺の2000本の紅葉林をこの臥雲橋から見渡すことができる。ところが、写真撮影禁止のマークが!これには、びっくり。大混雑時にはたしかに人の流れに影響すると思うが、朝早くは全く、問題はないと思うが。係の人がいて、常時、叫ばれているので、さすがにカメラを向ける人はいない。

さらに、入場して、紅葉林内の、一番のビューポイントである通天橋でも撮影禁止。仕方がないので、下から通天橋を撮るが、面白くもなんともない(笑)。ちょっとした事故があったための処置であろうが、行き過ぎではないだろうか。来年は改めて欲しい。

去年までは、まず、通天橋がもみじ巡りのスタート地点だったが、今年はここがゴールとなり、これも、何度もみる名画をうしろから見るような違和感を覚えた。

それでも、ここの、個々の紅葉も、群れた姿も素晴らしいので、また、来年も来るでしょう(笑)。

通天橋をながめる。

開山堂でひとやすみ

そして、また紅葉狩り。

ここで、外へ出て、東福寺方丈へ。ここから、通天橋越しの紅葉が撮れるかもと。

せいぜいこの程度だった↓

通天橋前の紅葉

八双の庭

満足して、はじめての一乗寺エリアへ向かう。吉岡一門と対決する武蔵のような気持ちで(?)、一乗寺下り松へ乗り込んで行ったのだった。

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京都の紅葉(5)祇園界隈と高台寺

2016-11-20 09:05:24 | Weblog

2016年11月16日 祇園界隈と高台寺

初日は銀閣寺で終いの予定だったが、体力と時間が多少、余っていたので、祇園へ向かった。建仁寺と高台寺辺りを考えていた。花見小路を通り、突き当りが建仁寺であるが、その手前で右に曲がった。”真田丸”で幸村の邪魔ばかりしている(京都ではこうゆう人を”いけず”というのだそうだ)織田有楽斎を諌めて来ようと思ったからだ(笑)。有楽斎の墓があり、彼がつくった国宝茶室・如庵のうつしがある、正法永源院に寄った。案内の方がいていろいろ説明してくれた。細川家との縁もあり、襖絵は細川護熙によるものである。狩野山楽による障壁画もあるが、ここでは見られない。

花見小路

正法永源院

織田有楽斎のお墓

如庵のうつし はじめ如庵は正法院につくられたが、この場所ではない。永源院と”合併”してここに移った。本物の如庵は三井に移り、大磯別邸、その後、犬山公園に移設されている。三井記念美術館にもうつしがある。


庭園には紅葉も

そして、建仁寺の境内へ。宗達の風神雷神図(うつし)や海北友松の襖絵も見たかったが、今回は紅葉がテーマなので、紅葉を探して歩いた。


建仁寺の境内を抜け、どんどん歩いて行くと、八坂の塔に出た。だいぶ傾いてきた日の光を受けて、輝いていた。

目前まで行って見上げた。囲いの板に”日本最初の宝塔”とさりげなく書いてあった。紅葉も添えてあった。

その横に巡礼通称寺。はじめて入る。八坂の庚申堂と呼ばれているらしい。

奉納された、カラフルな、くくり猿。今年は申年で賑わったことでしょう。

先へ進んで振り返ると、八坂の塔に紅葉が寄り添っていた、

清水寺からつづく通りに出て、高台寺の方に向かう。

風情のある石塀小路を横にみて。

途中で京料理をいただいて、熱燗二本つける(汗)。

お店で、高台寺のライトアップ入場券を頂いた。

ここでも”真田丸”に出ている、ねねさまの像にお参りし、夜景を楽しんだ。庭園のプロジェクションマッピングと池にうつる紅葉が見所。幻想的な風景だったが、写真では、その良さがほとんど出ていない。

そのあと、円山公園に行き、東山魁夷の絵のような、枝垂れ桜の向こうに昇ってくる月を待っていたが、雲がじゃましてみられなかった。

八坂神社の前からバスに乗り、駅前のホテルに戻った。第一日目は、よく歩いたが、3万歩で収まっていた。

(つづく)

 

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