気ままに

大船での気ままな生活日誌

賢治+司修 注文の多い展覧会

2013-09-21 10:41:14 | Weblog
「注文の多い展覧会」とはどんな展覧会でしょう…「どなたもどうかお入りください」。決して食べたりはいたしません! という案内があったので、こわごわではなく、胸を張って行ってきた。みなとのみえる丘公園にある神奈川県立近代文学館で開かれている”賢治+司修/注文の多い展覧会”。

宮沢賢治の絵本をみる機会は、そうないので、司修(1936~)の絵本についてもよく知らなかった。絵本だけではなく、画家、小説家としても幅広い活動を続けられているとのこと。えっ!これが子供用の絵?というようなものも多いが、逆に、大人目線でも楽しめる絵となっている。

お馴染みの賢治の名作、”注文の多い料理店”から”注文の多い展覧会”がはじまる。山奥で迷った二人の紳士の前に突然現れたレストラン山猫軒。次々と奇妙な注文を出され、不審に思うふたり。やがて、自分たちは食べられることになることに気付き、大慌て。


雪渡り”積もった雪が凍り、氷の板のようになったある日、四郎とかんこは雪渡りし、白いコギツネの紺三郎に出会う。次の雪渡りの夜、ふたり狐小学校の幻灯会に誘われ、狐のつくったきびだんごをごちそうになる。


セロひきのゴーシュ”町の楽団員、セロ(チェロ)ひきのゴーシュは楽団の中では一番のへたっぴー。今度の演奏会の練習でも楽長からさんざ叱られる。こわれた水車小屋の家で一生懸命練習するゴーシュに、近くの動物たちが寄ってきて、演奏にいろいろ注文をつける。さあ、上手にひけるようになったでしょうか。




銀河鉄道の夜


グスコーブドリの伝記”イーハトーブの森で、きこりの息子として生まれたグスコーブドリ(ブドリ)。冷害による飢饉で両親を失い、妹と生き別れ。苦難を経験するが、クーボー大博士に出会い学問の道に入る。そののち、ペンネン老技師のもとでイーハトーブ火山局の技師となり、噴火被害や農業にも役立つ研究をする。妹との再会といううれしいこともあった。ところが、ブドリが27歳のとき、イーハトーブはまたしても深刻な冷害に見舞われる。ブドリは飢饉を回避する方法として、火山を人工的に爆発させることで大量の炭酸ガスを放出させ、その温室効果によってイーハトーブを暖められないかと提案する。しかし、誰かが火山に留まる必要がある。ブドリの犠牲的精神によって、冷害は食い止められたのであった。





楽しい展覧会でした。宮沢賢治の物語はもちろんのこと、司修の絵もよかったですね。ぼくの好きなブルーもいっぱいだったし。ふと、野中ユリのブルーを想い出していた。
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十六夜の月の朝帰り

2013-09-21 08:29:31 | Weblog
今朝は、十六夜の月(いざ酔いの月)の朝帰りを見物しました。

昨夕は、東の山を出たときからほろ酔い加減でした。もう一度そのときの姿をお見せしましょう。ほらね。


何か、とてもご機嫌で、俳句のようなものをつぶやいていましたよ。 
夏子の酒 冬子と飲みし 秋の宵 /春お。

・・・
やっぱり朝帰り。5時半頃。おうちは富士山。写真でははっきりしないけど、肉眼ではうっすらみえる(矢印が富士山の位置)。なんとか辿りつけそう、がんばって。


(参考)先日の富士山、この位置にある。


7時頃ご帰宅になりそうなので、1時間ほど朝散歩。途中の砂押川で、月は東に日は西に、じゃなくて、月は西に日は東に。お彼岸のころは川の上流、下流で向き合うようになるんじゃ。

日は東


月は西 川沿いの桜の枝とツーショット


6時半頃、さっきの場所に戻ってきた。お月さま、まだ帰れない。富士山のおうちから離れておちそう。二日酔いがとてもひどそう。


情けなや 消え入りそうに 朝がえり 



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