こんばんわ。
今日は大谷選手は東海岸に向かう旅行日で試合がなかったので、早々と上野に遊びに行った。9月初めに見に行った東京都美の院展(再興第109回院展)はもうそろそろ終わろうとしていた。ぼくのブログでも長々と続けている院展シリーズもそろそろ終わりにせねばと頑張った。
院展(5)完結編
院展は同人作品が33点、一般公募の入選作品が243点、各会場に分かれて展示されている。写真撮影が許可されていて、ぼくは同人の作品のすべてと一般の好みの作品を撮影し、ここに記録している。同人作品には作者のコメントがついているのがうれしい。一般公募は画題のみである。
これまで、4回に渡り、主として同人作品を紹介してきたが、今回は最終回として、同人のほかに一般作品も入れている。
はじめに一般作品3点。いずれもぼくの好きな作家で、毎年、それぞれ、巨樹、森林、窓をテーマに描いている。
石村雅幸 纏う
手中道子 はるの林
髙橋孝子 閑日
ここから同人作品に入ります。
大野逸男 霧の林 いろいろの場所で霧を見て来た経験とイメージをふくらませて作画した。
高橋天山 熊野 茜から生まれる赤は朱、紅、緋などとは違う独特の赤色を呈する。それを使用している。世阿弥の傑作”熊野”から想を得ている。
井手康人 月乃神 月の神は悪魔に食べられようとしています。でも悪魔には頭がないのですぐ現れてきます。泰然自若としています。
村岡貴美男 レム睡眠 体は休んだ状態だが、脳は活動状態に近いと言われるレム睡眠を描いた。
前原満夫 氷紋 何年も前から描きたいと思っていた薄氷。温暖化で地元でも見られなくなった。
山本浩之 迷 人物はわたしにとっていまだ難しい題材ですが、今回は人物をすべて覆い隠してしまいました。そのような造形が心の中でしっくりきたからです。
番場 三雄 チャンディガール暮色 インド北西部の町のホテルのベランダからの景色
髙島圭史 小さき庭師 心の中にある庭のような場所を描きました。
岸野香 指揮 日光戦場ヶ原の浅い春の訪れ。季節の景色のうつろいをカラマツが指揮しているようにみえた。
以下、一般公募入選作品です。
岩谷晃太 傘の音
田中百合子 潟辺りの春
大瀬戸文子 ひかめく
杉山紅 夏色
豊野芳子 邂逅
山下紀幸 息吹
小田野尚之 定刻着 (再興109回院展作品集表紙絵原画)
今年もすばらしい作品に出会えました。来年も是非。(完)
大の里、6連勝
大の里、序盤戦全勝で単独トップに立ち、迎えた6日目。今日の相手はまだ1敗と好調な正代。大の里、一気に突き押し、圧勝。力強く6連勝。
明日の、やや苦手としている平戸海戦を突破すれば、二度目の優勝の見通しは明るい。
1敗力士が次々と破れ、残ったのは琴櫻と霧島。優勝争いはこの三人か。
琴櫻、連敗せず。御嶽海に完勝。
王鵬、昨日の琴櫻につづき豊昇龍も撃破。両大関を破る殊勲。勝ち越して新三役も。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
中秋の名月にあと4日。
作品の数々、訴えて来る思いがあります。
絵であるが所以、言葉は隠れていますが至る処に。
文章を読む時にも、文字の間に景色が浮かぶ。
その何れも、作者の意図とするところでしょうか。
刻に流されそうでした。
ありがとうございます。
院展の絵画を楽しんでいただいたようで嬉しく思います。
>絵であるが所以、言葉は隠れていますが至る処に。
その通りですね。以心伝心というか。
よい一日を。
今回のトップの作品もまさに縄文杉が描かれ驚いています。
「迷」他何点か、作品を横にすれば、人物が浮かび上がる作品があり、楽しいものですね。
ことに「迷」は絵画という観点ではなく、演劇的思考で、興味深い。
感覚を目覚めさせてくれる院展紹介に感謝します。
すご~~~くきれいな夕日と月、癒されます。
ありがとうございます。