昨日、3月24日は私の好きな日です。毎年お祝いしてもらえるからです。その日の午後、茅ヶ崎の氷室椿庭園を訪ねました。
3月はじめに茅ヶ崎の氷室椿庭園を訪れたとき、まだ少し早かったので、また中下旬にと思っていました。でも、今度は、ちょっと遅すぎたかな、という感じで、去年最盛期に観たような、花、花、花という迫力がありませんでした。でも、どの木も、いくつかはなごりの花をつけていて、自然と、ひとつひとつの花に目がいきます。全体より個といったふうな、それなりの楽しみかたができます。
ここには250種もの椿の木が植えてありますが、この中にいくつか氷室さんご自身がつくられた品種があります。その代表的なものが「氷室雪月花」です。それは、広い庭園の西側に、旧氷室邸を望むような場所に植えられています。もう盛りは過ぎて、3輪だけがひっそりと咲いていました。ピンク地に、紅い短い縞模様が入った、半八重の、上品な感じの美しい花です。下の方の枝に咲いている花の写真を撮りました。
氷室さんは20種ぐらいの品種をつくられていますが、この花が一番気にいったのだと思います。日本の美の代表、「雪月花」を名前に入れているくらいですからね。春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 冷(すず)しかりけり (道元禅師) 川端康成さんもノーベル賞授賞講演「美しい日本の私」でこの歌を最初に紹介しています。
「氷室雪月花」の花をもう少しみたくて、庭園内を捜しましたが、これ1本だけでした。ふと、鎌倉駅前の大巧寺にもこの品種があることを思い出しました。帰りに寄ってみました。ここにも椿の種類がたくさんあり、若宮通りに面した山門を入って本堂に行くまでの小径の両側に植えてあります。でもどこにも見あたりません。二度往き来しましたが、見つかりません。勘違いだったのかと、あきらめて山門を出ると、「わたしはここよ」の声が聞こえました。振り向くと、なんと山門脇にいるではありませんか。山門前に4本の椿の木があり、そこの一番いい席に座っていました。ここでも、大事にされていました。花の数は、なんと20ぐらいありました。ずいぶん咲かせてますね、と言いましたら、ここの若宮通りは観光客が多いから、少し無理してサービスしてるのよ、でも、段葛のさくらさんにそろそろバトンタッチするわ、と答えてくれました。
・・
その日の夜は、真央ちゃんも私を祝ってくれました。ピンクの衣装、チャーミングな笑顔、そして優雅なスケーティング等、真央ちゃんの全体のイメージが昼間みてきた「氷室雪月花」の花にそっくりです。
真央ちゃんのライバル、韓国のキム・ヨナちゃんが二度もジャンプに失敗し、悪いけど、思わず手をたたいてしまいました。そして、真央ちゃん、快心の演技です。トリプルアクセルも成功させ、前日、失敗した連続ジャンプも難なくクリアー。大歓声の中、終えてリンクを回る真央ちゃんの目に涙が溢れます。そして、キム・ヨナちゃんを上回る高得点。観衆の大歓声、うちもテレビの前で二人の大歓声。真央ちゃんのインタビューでの涙に、こちらも、思わずもらい泣き。
このまま金メダルになって欲しいと思いました。美姫ちゃんには悪いけど、4回転ジャンプに挑戦して、失敗してもらい、でも高得点で2位になって欲しいと、むしのよいことを考えていましたが、残念ながら(笑)、美姫ちゃんが優勝してしまいました。それでも、真央ちゃんの、前日の結果を思えば、銀メタルはおんのじです。でも実力的には、来年以降は、真央ちゃんとキム・ヨナちゃんの両雄(雌?)対決でしょう。
真央ちゃん、さらに腕に(足に?)磨きをかけ、”美しい日本の風景”を彷彿とさせるスケーティングで、世界中の人から、「氷上雪月花」と呼ばれるようになって下さいね。
3月はじめに茅ヶ崎の氷室椿庭園を訪れたとき、まだ少し早かったので、また中下旬にと思っていました。でも、今度は、ちょっと遅すぎたかな、という感じで、去年最盛期に観たような、花、花、花という迫力がありませんでした。でも、どの木も、いくつかはなごりの花をつけていて、自然と、ひとつひとつの花に目がいきます。全体より個といったふうな、それなりの楽しみかたができます。
ここには250種もの椿の木が植えてありますが、この中にいくつか氷室さんご自身がつくられた品種があります。その代表的なものが「氷室雪月花」です。それは、広い庭園の西側に、旧氷室邸を望むような場所に植えられています。もう盛りは過ぎて、3輪だけがひっそりと咲いていました。ピンク地に、紅い短い縞模様が入った、半八重の、上品な感じの美しい花です。下の方の枝に咲いている花の写真を撮りました。
氷室さんは20種ぐらいの品種をつくられていますが、この花が一番気にいったのだと思います。日本の美の代表、「雪月花」を名前に入れているくらいですからね。春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 冷(すず)しかりけり (道元禅師) 川端康成さんもノーベル賞授賞講演「美しい日本の私」でこの歌を最初に紹介しています。
「氷室雪月花」の花をもう少しみたくて、庭園内を捜しましたが、これ1本だけでした。ふと、鎌倉駅前の大巧寺にもこの品種があることを思い出しました。帰りに寄ってみました。ここにも椿の種類がたくさんあり、若宮通りに面した山門を入って本堂に行くまでの小径の両側に植えてあります。でもどこにも見あたりません。二度往き来しましたが、見つかりません。勘違いだったのかと、あきらめて山門を出ると、「わたしはここよ」の声が聞こえました。振り向くと、なんと山門脇にいるではありませんか。山門前に4本の椿の木があり、そこの一番いい席に座っていました。ここでも、大事にされていました。花の数は、なんと20ぐらいありました。ずいぶん咲かせてますね、と言いましたら、ここの若宮通りは観光客が多いから、少し無理してサービスしてるのよ、でも、段葛のさくらさんにそろそろバトンタッチするわ、と答えてくれました。
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その日の夜は、真央ちゃんも私を祝ってくれました。ピンクの衣装、チャーミングな笑顔、そして優雅なスケーティング等、真央ちゃんの全体のイメージが昼間みてきた「氷室雪月花」の花にそっくりです。
真央ちゃんのライバル、韓国のキム・ヨナちゃんが二度もジャンプに失敗し、悪いけど、思わず手をたたいてしまいました。そして、真央ちゃん、快心の演技です。トリプルアクセルも成功させ、前日、失敗した連続ジャンプも難なくクリアー。大歓声の中、終えてリンクを回る真央ちゃんの目に涙が溢れます。そして、キム・ヨナちゃんを上回る高得点。観衆の大歓声、うちもテレビの前で二人の大歓声。真央ちゃんのインタビューでの涙に、こちらも、思わずもらい泣き。
このまま金メダルになって欲しいと思いました。美姫ちゃんには悪いけど、4回転ジャンプに挑戦して、失敗してもらい、でも高得点で2位になって欲しいと、むしのよいことを考えていましたが、残念ながら(笑)、美姫ちゃんが優勝してしまいました。それでも、真央ちゃんの、前日の結果を思えば、銀メタルはおんのじです。でも実力的には、来年以降は、真央ちゃんとキム・ヨナちゃんの両雄(雌?)対決でしょう。
真央ちゃん、さらに腕に(足に?)磨きをかけ、”美しい日本の風景”を彷彿とさせるスケーティングで、世界中の人から、「氷上雪月花」と呼ばれるようになって下さいね。