おはようございます。
先日、皇居東御苑の二の丸雑木林で金蘭を見てきたが、鎌倉でも手軽に鑑賞できる場所がある。浄明寺(地名)の一条恵観山荘の玄関口である。2019年に偶然、見つけ、それ以来、毎年のように訪ねている。今年も、たくさんのキンランが花を咲かせていた。
20数株はあるのでは。雑木林ではこれほど密には見られない。
りっぱな株
華やかに。
キンランは樹木の根に外根菌を形成し、養分を樹木から得て、樹木へは土中のミネラルを与えているそうだ。いわば共生関係にあるので、なかなか移植は困難で、5,6年で途絶えてしまうことが多いと聞いている。ある美術館庭園のキンランはなくなっていた。ここのは、しっかり背後の樹木の根に定着しているようで、ますます増えているような感じがする。
新生のキンランかな。
キンランを見ただけでもう十分だが、せっかくだから、一条恵観山荘の庭園も見学しましょう。ここは紫陽花や紅葉の季節に賑わう。今は青紅葉を楽しめる。
前庭の青もみじ。
一条恵観山荘。この山荘は、370年ほど前の建造物で、後陽成天皇の第九皇子であった一条恵観によって設営された。往時は京都西賀茂の緑の里山に建つ一条家別邸の離れだった。昭和34年に鎌倉に移築され、庭石や枯山水も往時の配置。昭和39年には江戸初期の朝廷文化を今に伝える施設として国の重要文化財に指定された。同時代の建物としては、京都の桂離宮、修学院離宮がある。2017年7月から公開された。
青もみじがいっぱい。
苔石
滑川沿いにある。
花手水はいつも。蟹もいつも(笑)。
ここを出た先で、いつも見上げる山藤。
大谷選手、今日はノーヒット。あわやホームランの大飛球を好捕された。明日はダイヤモンドバックス戦。バックスクリーンに8号を叩き込み、ダイヤモンドをゆっくり廻りたい。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!