今週の始めから月末まで、秋の「全国交通安全運動」が行われています。
毎年、この時期になると行われている運動ですが、いつも思うのは、実に盛り上がりに欠け
る運動で、この運動が行われていることを知っている国民はどれほどいるのか疑問に思って
しまいますが、一方では、交通安全は、ある特定の期間だけのものでもなく、年間を通じて取
り組む必要のあるものと考えれば、何もこの時期にだけ盛り上がる必要はないのかと、思った
しているのも事実です。
しかしながら、殆ど毎日交通事故の耐えることはありません。
特に、私が気になるのは自転車による人身事故の多発です。
先だっては、西宮市内で54歳になる男性が歩道上で高齢女性を自転車で跳ね、手を骨折
させながら救護をせずに逃走して検挙され、今後も事故の発生の恐れ十分にあると、自転車
事故にも拘わらず、自動車運転免許の180日間の停止処分になった事犯がありました。
また、京都では、歩道上で女子高校生の乗る自転車が高齢女性を跳ねて死亡させると言う
痛ましい事故がありました。
道路交通法が改正になり、路側帯のある道路にあっては、自転車は路側帯を走行するよう
定められていますが、日頃、私の目にする範囲では、路側帯を走行する自転車は皆無と言って
良い状態です。
中でも、特にマナーの悪い自転車乗りは中年女性で、歩道を我が物顔で、仲間と横並びで走
行しているのを日常的に目にします。
車の運転でも、信号のない横断歩道で待っていても、まず止まってくれないのは中年女性と言
っても過言ではありません。
最近は、自転車事故に対して高額な事故補償をもとめられるケースをニュースなどでよく見聞
きします。
「後悔先に立たず」です。
私自身を含めて、自転車や自動車などの走る凶器を扱う者は、一瞬の油断で生涯を棒に振る
ことがないよう、交通安全運動の機会に認識を新たにしたいものと思っています。