昨日の夕刻のこと、日課のウオーキング途中に小走りで私を追い越した小学校の１～２年生
くらいの坊やがいました。
その子が、何を思ったのか追い越しざまに、私に向かってにっこりと微笑み、小さく会釈をして
くれたのでした。
私も、思わず「暑いね！」と声をかけると走るのを中断して私の横に来て歩き出しました。
孫息子の姿とも重なりあって「暑い中頑張っていること」や「プール遊びのこと」など雑談しなが
ら暫く歩いたあと、先を急ぐのか「バイバイ」と声をかけ、元気良く走り去って行く後ろ姿を追いな
がら、その短い時間に、その坊やの人となりを見て直感的に感じたのは、まだ若いであろう両親
の愛情に育まれて、明るく、素直に成長しているこの子の親子関係には、子が親に向かって頭
蓋骨が陥没するほど殴りかかることも、親が子に対して日常的に暴力行為をくり返し、自殺に追
いやることなど絶対にあり得ない麗しい親子関係が見て取れるのでした。
私の残された人生を考える時、それは恐らく無理とは思いますが、出来れば１０年後、この子
に再会してみたい気がしています。
きっと、更なる成長を見ることが出来るのではないかと思い、気分爽快な一日の締めくくりにな
る小さな出来事でした。