風の向くまま、気の向くまま

人生楽しく行こうじゃないか、山よりデッカイ獅子は出ん、何事にも挑戦するぞ!

徹底した仕組み作りを

2014-08-02 09:09:47 | Weblog

 1年間に195回もの日帰り出帳や、高額の郵便切手の購入をするなど「政務活動費」の不正
支出を指摘され、その説明に窮し「号泣県議」として天下に恥をさらした我が県の議員が居たこ
とは、まだ記憶に新しいところです。

 結局、3年間に受け取った「政務費」1800万円以上を返納して議員辞職となり、議会としては
一定のけじめとなったようですが、市民オンブズマンにより、詐欺罪に当たるとして刑事告発がな
され、今後は、司直の手による捜査が行われることになっています。

 しかし「政務費」の支出疑惑は、この一件に限らず、他の県議にも同様の疑念が渦巻いている
いわれています。

 先日も、その疑惑を持たれている県議に報道記者がインタビューしている模様を映像で見まし
たが、大金で郵便切手を購入している手口、多数回に及ぶ夫人同伴での観光・温泉旅行、国内
で可能な視察という名目旅行をわざわざ外国旅行をしている実体などがあり、どれも明確な説明
がありません。

 また、県民の代表者として実に情けないと思うのは、視察旅行の報告書にあっては、小学生が
夏休みの宿題に書いている行動日記程度の、正に幼稚なレベルなものに至っては、これが「政務
費」の支出にふさわしいものか疑問点ばかりが目につきます。

 兵庫県議会では、その「政務費」の支出に当たっては、一般公開されており、誰でも閲覧できる
という建前にはなっていますが、その閲覧のための手続きは、複雑で長時間を要し、最初から見
られたら困るという拒否ベースの仕組みになっていると思わずにはいられません。

 インターネットを通じて、完全に誰もが閲覧できることになっている先進地方議会もあります。

 この際、徹底的な疑惑の洗い出しと、疑惑の発生する余地のない仕組み作りを早急に確立し、
公明正大で、県民第一の政治が行われる議会の構築を望みたいものです。