マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

「切れる自分」をどうしたらいい?という相談、パターン分析とマインドフルな時を散りばめる

2016年03月06日 | マインドフルであること

先日、こんな相談をいただきました。


”最近切れやすくて、幼児に対しても、怒鳴ってしまったりする。

周りからは、「友人と出かけたり趣味を楽しむ時間を持つなど、

子供と一緒だけでない自分の時間を持ち、気持ちを切り替えるようにするといい」

といったアドバイスを受ける。他にもできることって何でしょう?”

 

大人から見れば「理不尽な要求」だらけの幼児と、

密室で一日中顔を突き合わせていたら、

精神的にもまいってしまうもの。

 

出かけたり、人と会ったり、一人の時間を楽しむ時を持つ、

と風通しをよくし、気持ちを切り替える。

そう行動を起こしていくのは大切なこと。

 

そうした環境や状況を整えるアドバイスについては、

具体的にたくさんありますから、

今日は、自分の「内面へ直接働きかける」ことについて、

書いてみます。

 

 

どういう状況で「切れる」のかを分析する

まずは、自分がどういう状況になると「切れやすい」のか、

そのパターンを分析してみます。

 

・疲れたりおなかがすいたり体調が万全でないとき

・一度or何度か言い聞かせたのに、同じことをして失敗する・痛い目に合う

・いつもはするりとできるのに、なかなかしない

・計画通りにすすまない

などなど。

 

ひとつひとつの「切れた」場面を、

パターンを分析する機会として生かしていきます。

 

 

同時に、以下のようなエキソサイズを日常に取り入れてみます

・自らの思考や感情を見つめる

今自分が何を考え感じているのか?

「いい/悪い」とジャッジする自分もただ見つめてみる。

 

・自分の身体感覚に気づく

頭の先からつま先までの感覚をゆっくりとスキャンしてみる。

力の入った部分に気がついたら、

吐く息と共に緩めてみる。

ほとんどの人が舌や眉間に常に力が入っているもの。

私自身の場合、右の頭部から肩にかけてすぐにがちがちに力がはいります。

 

・呼吸にフォーカスする

右と左の鼻腔では感じ方が違うか(多くの人が違うと気づく)。

吐く息と吸う息の温度の違いを感じてみる。

吐く息から吸う息までの「間」に気づいてみる。

 

・ひとつひとつの動作にフォーカスする

食べるとき:

食べ物の隆起の一つ一つに気づいてみる。

箸が口に近づき、口に入れた瞬間の舌触り、味、噛みたいという衝動を感じてみる。

歩くとき:

地面を踏みしめる足裏、

片足が宙に上がり前へ伸び地面に触れる、

体重が片足から片足へとシフトする、

片足が宙を移動するといった感覚にひとつひとつ気づいてみる。

 

こうした「マインドフルな時」を、

3分でも5分でも日常に取り入れてみます。

 

そうして繰り返す内に、

「切れる」前に、少しずつ、

ワンクッション挟めるようになっていきます。

 

自らの「切れる」パターンもよりビビッドに自覚でき、

切れそう!という自分に気づくことで、

そのまま行動に移してしまう前に、

深呼吸したり、がちがちになった身体の箇所を緩めるなど、

対処できるようになります。

 

また「ネガティブな感情」に引きずられるよりも、

「ネガティブな感情」をやり過ごせるようにもなっていきます。

もし「切れて」しまっても、

そのままダウンスパイラルが止まらなくなるのではなく、

よりスムーズに自らを取り戻せるようになります。

 

こうした「内面への直接的な働きかけ」を、

散歩や、気の置けない友人とわいわいしたり、趣味の時間を楽しんだりといった、

環境や状況を整えることと共に用いていきます。

 

私自身、

そしてこれまで話をさせていただいた方々を通しても

有効だと実感しています。

 

メソッドのひとつとして、お試しあれ!

 

 

「マインドフルネス」について過去まとめたもの:

ユア子育てスタジオ:http://kosodatekyua.com/category/mindfulness/

オールアバウト:http://allabout.co.jp/gm/gc/459838/

 


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