マイコー雑記

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「異文化探索カリキュラム」制作・ワークショップ事業煮詰め中

2016年03月18日 | 多文化プロジェクト

事業について煮詰めています。

 

「事業」といっても、

まずは私一人で始めるスモールビジネスなのですが、

現実的な形にするためにこつこつと取り組み中です。

 

アラスカ時代に取り組んでいた「幼児教室」の時にも、

実感したことなんですが。

こちらではスモールビジネスを促進する雰囲気があり、

「まあやってみなよ」と背中を押してくれます。

 

とはいえ、アラスカでは身近な知り合いのニーズに沿って、

ある意味自然に「幼児教室」ができあがっていったわけですが

今回は全く人脈のない新地での事業。

 

どんなことだったら、

目の前に立ちはだかるだろう壁を乗り越える

パッションを持ち続けられるだろう?

そう自らに問い続けてきました。

そして思うのは、

やはり、自分の根幹にあるテーマを総結集させること

そうしてより大きな力が湧き出るのだなと。

 

ということで、

子供向けの「異文化探索カリキュラム」を制作し、

ワークショップをしていこうと考えています。

 

ひとまず、南極をのぞいた6大陸から、

国や文化をひとつずつ選び、

カリキュラムを創っています。

アジア(日本)、北米(ネイティブアラスカン)、南米(チリ)、

オーストラリア(アボリジニ含む)、アフリカ(狩猟採集民含む)、ヨーロッパ(イタリア)などなど。

徐々に範囲を広げ、いずれは世界中網羅できたらなあと。

 

ワークショップでは、

それぞれの国や文化の地理・歴史をカバーしつつ

実際どんな暮らしをして「いた/ いる」のかを

家屋、言語、食、音楽、アート、世界観に触れ、

探索体験していきます。

 

対象年齢(プレスクールから高校生)によって内容は異なりますが、

具体的アクティビティーとしては:

・家屋の模型作り

・その文化の言語で挨拶

・アルファベットに触れる

・自分の名前をその文化の言語で綴る(日本文化プロジェクトでもいつも大人気)

・楽器に触れる、歌う、踊る

・料理を作る食べる

・アートクラフトに触れ創る

・旗やシンボルの意味に触れ描く

などなど。

 

これまでの日本文化プロジェクトや、

放課後スクールで日本の話をしたり折り紙したりと異文化に触れた時の、

生徒たちの好奇心溢れる表情が大きな励みになっています。

 

異なる文化、そして、自分とは「異質なもの」への、

好奇心、探索心、理解、免疫、寛容性

そういったものを、

子供時代から培っていけたら、そう思っています。

 

そしてその先に、生活様式は異なれど、

「同じ人間」なのだということも感じてもらえたらなあと。

 

交通手段やネットの発達により、

ますます世界中どこにいても、

異なる文化背景や価値観を持つ人々が交わる機会が増えていく中で、

将来、多様な人々が共生していくために、

少しでも助けとなる働きができればと願いつつ。

 

 

もうひとつ、

私自身子供時代、異文化に触れ、救われたようなところがあるんですよね。

高校生ぐらいから、世界中の民族音楽ばかり聴いていました。

ああ、この目の前のシステムは、「絶対的」なものじゃないんだ、

人が生きていくあり方は、他にもあり得るんだ、

そう、少し、楽になれたんです。

今のシステムにがんじがらめになっている当時の私のような子にとって、

少しでも視界が広がる機会となったら。

 

 

ウェブサイトも制作中です。

完成したら、こちらにお知らせさせてください!

 

カリキュラム、練り磨いていきます。

夏の終わりの引越しが落ち着いてから、

本格的に活動開始予定なのですが、

引越し前にも、

この地で少しずつ動いてみようかなと思っています。

 

チェスマスターや、

放課後スクールのスタッフの方々から、

たくさんのヒントをいただいています。

 

これまで積み重ねてきた子育ての知恵やヒントを、

このプロジェクトに全て生かしていきます。

子供達と、異文化を探索できる日が楽しみです!


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