米国では日々宿題を手伝い、
学校のボランティア活動にも活発に関わる親の子ほど成功するという考えが一般的だけれど、
実は小学時代に宿題をよく手伝った親の子ほど中学で成績が落ち、
親の学校への関わりも子供の成功には関係なしという研究結果が紹介されている。
http://www.theatlantic.com/magazine/archive/2014/04/and-dont-help-your-kids-with-their-homework/358636/
また「アメリカ人親子の多くは教育の大切さや大学進学について話し合う。
しかし『上流家庭』の子はそうした話を聞くだけでなく、
高度教育を受け社会的地位ある大人に普段から囲まれ日常会話も違うため成功し易い。
そうした恵まれた環境がなくとも学業面で成果をあげるアジア人は『興味深い例外』」と。
では「上流家庭」以外の環境にある子供が成功するにはどうしたらいいかといえば、
日々宿題を手伝ったりボランティアに関わるというより、
アジア人の親にも見られるような「『高い期待を持ちつつ、後ろに下がって見守る』のが効果的」
と研究を率いた社会学者 Keith Robinson氏。
確かに周りのアジア人の親を見ても勉強など直接教えられずとも学業面で成果をあげる子も多い。
子供が「勉強面では親に頼れないから自分がしっかりしなきゃ」となるのが鍵か。
出身国で子育てしていたらまた違っただろうけど、
言葉の問題が結果、
「後ろに下がって見守る」を可能にしているともいえる。