ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその68-石江理世

2013年03月02日 | 歌謡曲
早すぎた逸材。

アイドル冬の時期といわれて久しい。
少し遡りながら考えるとそうとも言えないかもしれない。
モーニング娘の全盛期あり、いまではAKB48が旬である。
しかし80年代のアイドル全盛期を経験した私にはそれらがアイドル冬の時代を打破したとは到底思えない。
80年代のアイドル全盛期には皆華があった。
特別に可愛いルックスの女性がミニスカートも露に活躍していた。
まさにアイドル全盛期だったと思う。
しかしそれらのアイドルには残念ながら歌唱力が足りなかった。
歌唱力を持ったアイドルも何人かいたが失礼ながらルックスが良くなかった。
そもそもアイドル全盛期を作るに至ったテレビ番組があった。
日本テレビで放送していた「スター誕生」がそれである。
そこからデビューした実力派アイドルも何人かいた。
今回紹介するのは「スター誕生」からデビューした「石江理世(いしえみちよ)」
唯一「放課後」と言うアルバムを残した天性の歌手である。
とにかく歌唱がストレートで良い。
日本人離れしたグルーブが良いのである。
若干残念なのは英語のカバーを歌っているのだが発音が良くない。
バラードも上手く歌いこなしているのだが説得力に欠ける。
しかしアップテンポのストレートな曲になるとここぞとばかりその歌唱は輝きをます。
歴代の昭和アイドルでも代表にあげるべき歌手である。
昭和時代のアイドルはこの「スター誕生」を遡ること10年以上、皆歌に実力を持った歌手が多かった。
彼女たちは今では考えもつかないかもしれないが「キャバレーまわり」等を行い歌唱力の下地をつくって行った。
「石江理世」は1枚のアルバムを残し歌手をやめてしまった。
正式に言えばその後「ギャル」と言う女性3人組のメンバーとして活動してその後消えていった。
しかし忘れてはいけない実力派アイドルなので今回紹介することとした。
その彼女も既に50歳を過ぎている。
まさに時は流れりである。


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