ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその113-M.S.スブラクシュミ

2013年10月12日 | ワールドミュージック
至高の歌声。

インド音楽と言うと皆様はどのようなものを想像するだろうか。
やはりシタールを代表としたアンサンブルを想像する片が多いと思う。
インド音楽の現状と言えばパンジャミ地方で発展して言った「バングラビート」がイギリスのクラブ音楽とコンフュージョンして新しいビートを作っている。
かなり「バングラビート」の基本から逸脱した音楽がそこにはある。
それはそれで面白いのだが本来の「バングラビート」の土臭さが消えてしまい私としては残念な気持ちもある。
今回紹介するのは「M.S.スブラクシュミ」の「至高のインド声楽」である。
南インドの古典音楽の女性の歌い手である。
アンサンブルは想像に難くない古典的なものでそこに彼女の軽やかな声が自在にグルーブを作ってゆく。
歌をこれほど軽やかにそして独特のうねりを持って歌う歌手を他に私は知らない。
前述した「バングラビート」を含めインドには様々な音楽形態がある。
その殆どはアップテンポで女性歌手と言えば甲高い声で歌を歌う。
ボリウッド系の映画音楽などはまさにその典型的な例であろう。
以前このブログで紹介したインドの男性プレイバックシンガー「キショレクマール」とは正反対の古典音楽における美の頂点がこの「M.S.スブラクシュミ」であろう。
残念なことにこのCDは現在廃盤となり高値で取引されている。
だがインド音楽のCDを専門に扱うネットショップではこのCDは入手できないが他のCDなら入手可能である。
彼女の歌を綴っていく様を是非聴いていただきたい。

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