ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその202-テレビジョンパーソナリティーズ

2016年01月25日 | パンク&ニューウエイヴ
年とともに変わる。

「テレヴィジョンパーソナリティーズ」
以前このブログでも、彼らの事を取り上げた。
そのソリッドでシンプルな音作りは私の趣向と合い、私のお気に入りのバンドである。
私は彼らのアルバムを三枚所有している。ファースト、シングルコンピレーション、クローサートゥゴットである。
中でもファーストはお気に入りで、私のヘビーローテーションの一枚である。
私は、そのファーストに満足してしまい、彼らのディスクグラフィを知ろうとしなかった。
今回、故あって、彼らのセカンドアルバムを入手した。
その際、彼らのディスクグラフィを調べてみた。(それをしたことにより、今回入手したアルバムが彼らのセカンドアルバムであることを知った)
1981年から2007年まで、彼らは多くアルバムをリリースしていた。私の所有しているアルバムの中で一番年代が新しいのが、クローサートゥゴットで、1992年リリースと判明した。
今回はアマゾンイギリスでCDを入手した、CDは約二週間程で手元に届いた。
早速期待を込めて聴いてみた。
ファーストに比べ、やや実験的な要素の楽曲が多いが、ソリッドでシンプルな音作りは健在だった。
続いて、久しぶりに「クローサートゥゴット」を聴いてみた。前述したとおり、私の持っている彼らのアルバムの中では一番時代が新しい。
だめである、あのソリッドでシンプルな音作りはそこには無く、脂肪をまとった「デブでよろよろ」な音楽が展開されていた。
彼らは変わってしまったのだ。
やはり年を重ねるにつれて、アーティストは余分なことをする。
音楽の世界で言えば、やたらアレンジが派手になり、その分使用する楽器も多くなる。そうなると「音の脂肪」が付いてしまう。
以前このブログで「松任谷由実」について取り上げたことがある。
彼女もまた、「荒井由実」時代はソリッドでシンプルな音作りだったが「松任谷由実」以降はアレンジが派手になり「音の脂肪」が付いてしまった。
「音の脂肪」は付けるべきでないと、私は思う。
何故かと言うと、本来のメロディラインの良さを消してしまうからだ。特にソリッドでシンプルな楽曲で良い楽曲を制作しているミュージシャンは絶対にそれを付けてはならない。
多くの楽器、派手なアレンジ、音楽を制作していた私はそれについて理解はできる。しかし、それを行なっても良いのは、それに見合った楽曲を制作している者に限られる。
自分の楽曲の良さを見失わなければ「音の脂肪」は付かないのだが.....
その点、現在「ザ・クロマニオンズ」で活躍している「甲本ヒロト」は良い。いつまで経っても「ソリッドでシンプル」な音作りである。
私は彼に、最高の「かっこよさ」を見た。



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