ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその316-トンネル

2018年03月21日 | アジア映画
緊迫したサスペンスの佳作。

人はたった一人、閉鎖された環境に取り残されたらどうするだろう。
外部との通信手段は「携帯」だけ。しかもそのバッテリーには限界がある。
食べ物も無く、飲み物も無く、人はいったいどれぐらい生き延びれるのであろうか。
本日紹介する映画は「トンネル」。
高速道路のトンネルを走行中、それが崩落して、一人その中に閉じ込められた男の物語である。
ストーリーを紹介しておこう。

自動車ディラーのチョンスは、客との契約をとりつけると、一人妻子の待つ自宅へと車を飛ばした。
軽快に彼は車を飛ばし、或るトンネルにさしかかる。
何の気配もなしにそのトンネルへ入るチョンス。しかしいきなり大きな音をたて、彼の車を追いかけるようにトンネルが崩落しはじめた。
彼が気がつくと、そこはコンクリート片に囲まれた孤独の世界。
車のおかげで、九死に一生を得たチョンス。
彼はそこから脱出しようと、救急隊に携帯電話から連絡をするのだが..........

昔から思っていたが、やはり韓国映画は「脚本」で成り立っている。
この映画も脚本が良い。
映画の作りとしては、丁寧そうだが、すこし荒っぽいところもある。
そして幾つかの疑問も残る内容である。
映画の作りが群を抜いていると、そういうところは、観客にとってどうでも良くなるのだが、そこまでの強烈な作りの映画にはなっていない。
具体的な疑問点を露にすると、ネタバレになってしまうので割愛する。
しかし、緊迫感あふれる映画なので、観るに値する映画である。
まだ観ていない方には、観ることをお勧めする。

2016年、韓国製作、2017年日本公開、カラー、127分、監督:キム・ソンフン。

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